店長候補生向け マネジメント強化施策 導入事例
こんにちは。西山です。本日は、不動産業A社様向けに提供した「マネジメント強化施策」の導入事例をご紹介します。
実施概要
■導入企業名:不動産A社様
■業界:不動産業界
■お客様規模:3000名
■実施年:2020年
■実施目的:部下から目標とされるような存在になる
■ゴール
- マネジメントの定義が明確になり持つべきスタンスを理解している
- コーチングの意義を理解し部下の主体性を引き出す手法を体得している
■研修名:マネジメント研修
- 1日目:原理原則編
- 2日目:コーチング編
■受講対象者(人数):全国から約90名
解決したい課題
A社様は、「離職率が高い」という現状がありました。
毎年、新卒を数多く採用しても、数年で離職していってしまう方が多いという課題があり、このままでは採用が持たなくなってしまうという危機感もお持ちでした。
なぜ離職率が高いのか、その原因の一つとして挙げられていたのが「店舗内で上司と部下間のコミュニケーションがうまく行っていない」という事でした。
例えば、
- トップダウン型のマネジメントを行う
- 店長が部下から頼られていない
というケースが多く、その結果「仕事が事務的・作業的になってしまっているメンバーが多い」という課題を抱えていました。
本施策のゴール
A社様では、「働きがいをもって仕事にのぞむ組織文化を醸成したい」という想いをお持ちでした。
店舗経営という上では、上司と部下の人間関係のコミュニケーションの取り方が円滑に進んでほしいという事があげられます。それに加え、メンバーそれぞれが人生の目的に気づき、仕事に対して一人一人がやりがいを感じて主体的に働いて欲しいとお考えでした。
そこで、弊社は「働きがいが高まる組織の確立」をテーマに「マネジメント変革」のプロデュースをさせて頂きました。
実施詳細
これから店長になっていく店長候補生に向けて、マネジメント研修をご提供しました。マネジメントの中でも「原理原則」「コーチング」にフォーカスし2日間に分けて研修を実施しました。
研修のポイントとしては3つです。
- マネジメントのプロが講師:店舗統括、マネジメント経験の豊富な講師が研修を実施しました。実際の店舗運営においての生々しいリアルな事例や失敗談を共有しました。
- ドラッカーの理論を用いたマネジメントを採用:時代・場所・立場を問わない普遍的なマネジメント手法を提供しました。店舗ごとにある良さは活かしつつ、マネジメントの体幹部分の共通認識を醸成しました。
- 参加型のプログラム:ディスカッションやグループワーク、チャットへの記入など、オンラインの研修でありながらも、随所に受講生が参加するしかけを多く用いました。また、録画の配信方式ではなくリアルタイムで研修を行う事で臨場感を持たせました。
結果
部下へのコミュニケーションという観点での意識改革が起こりました。
受講生からは「責任者にはコニュニケーションが必要不可欠な要素だと思った。」「これからはもっと部下に関心を持ち、こまめに対話をして良い関係を築いていきたいと思います。」「広い視野を持ち後輩社員との対話や観察を増やしていきたいと思った。」といったコメントや、特にコーチングの回では「見えているようで見えていない。一度見えたらそう見えてしまう。意識しないと、固定概念に縛られてしまうということが分かった。気をつけたい。」というようなコメントもあり、意識に変化が生まれています。
お客様の声
アルヴァスデザインがありたい姿を明確に研修に落としてくださいました(T様)
今回、研修を検討するにあたって5社程度からプレゼンを頂きました。その提案の中で、弊社の課題やありたい姿を一番くんでくれたのがアルヴァスデザインでした。話も分かりやすく、何よりも「こんなことをやりたい!」という弊社イメージを正確に研修に落としてくれたように思います。また、コロナの影響でオンライン実施となりましたが、オンラインでの講義も慣れていてさすがだなと思いました。
マネジメントに対する意識変革が生まれています(T様)
研修実施後には、受講生から「初めて知った!」「こんなことは知らなかった」という気づきのコメントや、「業務に活かしていきたい」という前向きな発言も多く見られました。意識の変革が少なからず起こっていることがうかがえます。しかし、すぐに効果がでるということではなく、徐々に浸透していけば良いと思っています。店長候補性が実際に店長になったときに、振り返って欲しい研修です。今後、長い目線で見守っていきたいものです。
アルヴァスデザインは「人」にフォーカスし続けてほしい(T様)
アルヴァスデザインの研修は「人」にフォーカスしているなと思います。今後も是非「人」にフォーカスをあて、研修の内容を充実させていった欲しいなと感じています。ありがとうございました。
■アンケートの抜粋
研修受講生からは次のような感想を頂戴しております。
- 対話の重要性を感じました。今後対話をしっかりしていこうと思いました。
- 人を育てる上で大切なのは観察と対話をもって相手を理解することだと改めて感じました。
- マネジメントでの大事なことがわかりました。今までと同じやり方ではダメだなと改めて感じました。社員一人一人の長所を再度見つけ、伸ばせる責任者になりたいと思います。
- 漠然とあった自分の上司像を明確にイメージすることができ、部下との接し方などどのようにすればいいか参考にする事もできました。
西山 正雄
千葉県生まれ千葉県育ちの27歳。
新卒で水道工務店の施工管理・職人を経験した後
自分の視野を広げるべくアルヴァスデザインにジョイン。
趣味は音楽・アニメ鑑賞で、芸能人の顔と名前が覚えられない。
好きな言葉は「ライブ感」。