営業
2023.01.18

プレゼンテーション能力を上げたい!養うべきスキルや練習方法を解説

こんにちは。中村です。

お客様への新商品の提案や社内での営業活動報告など、日常業務の中でプレゼンテーション(以降、プレゼン)をする機会は増えていますよね。

どんなプレゼンも、その目的は「誰かに情報を与え行動を起こさせる」こと。つまりプレゼンは、「お客様に新しい商品やサービスを購入いただく」「社内での自分の評価を上げる」といった目的を叶えるための貴重な機会なのです。

そんな機会をフルに活用するためには、効果的なプレゼンを行うためのいくつかのスキルが必要となります。

そこで今回は、目的を確実に達成するプレゼンを行うために必要なスキルをお伝えします。また、その習得のためにすべきことについても解説していきます。

プレゼン能力とは?

そもそも「プレゼン能力」とはどのようなものなのかについて説明していきます。

物事を論理的に分かりやすく説明する力

プレゼン能力の1つは、「物事を論理的に分かりやすく説明する力」です。

プレゼンにおいては、お客様に自社商品を購入してもらう・社内で自分の案を採用してもらうなど、「聴き手を納得させ行動に移させる」ことがゴールとなります。

したがって、伝えるべきこととそうでないことを正しく選別し、相手がスムーズに理解できるように論理を展開していく必要があるのです。

さほど重要ではない内容をだらだらと話したり、結論に至るまでの流れに違和感があったりすれば、聴き手は興味を失ってしまうでしょう。

相手の共感を誘い行動を起こさせる力

効果的なプレゼンをするためには、物事の説明能力に長けているだけではなく、相手の共感を誘い行動を起こさせる力も重要となります。

例えばお客様に自社商品を購入してもらうことを目的とする場合、商品の魅力やお客様が購入するメリット、従来製品や他社製品より優れているポイント、お得に購入する方法などの要素を上手く取り入れてお客様に「購入したい」と思って頂かなければなりません。

そうしたプレゼンの組み立て方や表現の取り入れ方に加えて、熱意や想いのこもった話し方などもプレゼン能力と言えるでしょう。

また、聴き手の心を動かすプレゼンテーションの一つとしておすすめなのが「ビジョナリープレゼンテーション」です。詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考にしてください。
>お客様の経営層から共感を得られるプレゼンの流れを解説!ビジョナリープレゼンテーション🄬とは?

プレゼンにおいて重要なスキル

ここからは、プレゼン能力を高めるために重要とされる具体的スキルにはどのようなものがあるのかを説明していきます。

その1:物事を整理して考えるスキル

物事を簡潔にわかりやすく説明するには、自身の頭の中で物事を整理して考えるスキルが不可欠となります。

プレゼンの中で伝えたい主張(結論)を簡潔に示し、必要な根拠を漏れなく並べ、聴き手が価値を感じられる内容にまとめ上げることが重要なのです。言いたいことが途中でぶれてしまったり、十分な根拠が示されていなかったりすると、聴き手に不信感を与えてしまいます。

その2:情報を効果的に伝えるスキル

人間の集中力や理解力には限界があるため、どんなに有益な情報であっても見せ方に問題があれば、意図することを100%伝えきれないでしょう。

そのため文字の大きさで重要箇所を強調したり、色使いによって直感的に良い・悪いといった尺度が分かるようにしたりと、「見せ方」において様々な工夫をするスキルが重要となります。

長い文章を読むことは人間の脳を疲れさせるため、できるだけ単文にしたり、図表やイラストによって一目でわかるように表現に工夫を凝らしたりすることもおすすめです。

その3:聴き手のニーズを把握するスキル

プレゼン能力の向上に必要な3つ目のスキルとして、聴き手のニーズを把握する力があげられます。

どんなに素晴らしいプレゼン資料を作り堂々とした発表を行っても、聴き手が興味をそそられなければ意味がありません。

例えば、購買決定権を持たない担当者レベルのお客様に対し本日限りの値引き特典について熱く語っても効果は薄いですし、業界経験が長く知識が豊富なお客様に業界の基本情報を長々と説明をしても疲れさせてしまうだけでしょう。

聴き手がどういう状況や立場にあり、何を求めてプレゼンを聞いているのかを事前にしっかりと理解したうえで、はじめて効果的なプレゼンを行うことができるのです。

プレゼンスキルを養うためにすべきこと

それでは、実際にプレゼンスキルを養うためにすべきことを説明していきます。

その1:論理的思考力を身に付ける

物事を論理的に分かりやすく説明するためには、論理的思考力を身に付けることが不可欠です。
論理的とは「筋道立てて物事を考えること」を表しますが、思考法などの型を知り訓練することにより身に付けられます。

例えば、プレゼン資料を組み立てる際の有名な構成法としてPREP法」というものがあります。

PREP法とは、結論を最初に述べ、その根拠や具体例を示して最後に分かりやすくまとめるといった流れで話を組み立てる方法です。説得力のある論理の展開が苦手という方はぜひ活用してみましょう。

  • PPoint):プレゼンの結論・要点
  • RReason):結論の根拠
  • EExample):根拠に関する具体例
  • PPoint):プレゼンの結論(まとめ)

その他、プレゼンの型について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
>お客様から共感を得られるプレゼンの構成とは?経営層に向けたプレゼンの型をご紹介

その2:情報収集を習慣づける

プレゼンの中で漏れなく根拠を並べるためには、普段からアンテナを高く張って情報収集をしておく必要があります。

昨今のビジネストレンドや消費者ニーズ、お客様の業界や企業など、特に聴き手の関心が強い分野においては情報をアップデートしておくとよいでしょう。

また、普段から本を読んだりプレゼンの上手な人を観察したりすることで、プレゼンを行う際の表現の仕方などについてもスキルを磨いておくことがおすすめです。

その3:資料作成のノウハウを学ぶ

伝えたいことがしっかり聴き手に伝わるような効果的な見せ方のノウハウを日々学んでおくことも重要です。

例えば、1スライドの適切な情報量や図表・イメージの活用の仕方、原稿の作り方など、資料作りにはさまざまな要素があります。

既存のテンプレート※をうまく活用したり、プレゼンが得意な同僚や上司の技術を盗んだりして、幅広くノウハウを身に付けておくとよいでしょう。

※テンプレートについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
>ビジネス用プレゼンにおすすめのテンプレートサイト7選!無料で使える素材が満載!

その4:話し方の工夫をする

プレゼンを成功させるためには、発表時の話し方も重要なカギとなります。入念に資料を作り上げていても、聴き手の心に響かせられなければ、プレゼンの効果は最大限に発揮されません。

ほどよく聴き手の目を見る・声量や話すスピードに注意するなど話し方のポイントを学び、聴き手が心地よいと感じる話し方を心得ておきましょう。

人前で話すと緊張してしまうという場合は、事前に原稿を準備するなどして、できる限りリラックスして本番に臨めるよう工夫することがおすすめです。

実際に研修などを活用して自身のプレゼンスキルを磨く事もスキルを向上させる近道と言えるしょう。プレゼンを体得できるおすすめの研修はこちらから。

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まとめ

今回は、プレゼン能力を上げるために養うべきスキルについて解説をしてきました。

まずは効果的なプレゼンをするために必要なスキルを理解し、今の自分に足りていないものは何か考えてみることが大切です。

すぐに身に付けることは難しいものもありますが、知識を習得すれば明日から早速活用できるスキルもたくさんあります。

ぜひこれを機に、聴き手に伝わる効果的なプレゼンができるような人材を目指して一歩踏み出してみてください。

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