マネジメント
2022.09.08

マネジメント研修の目的とオススメの研修プログラム12選!

目次

マネジメント研修では、チームビルディングの方法や戦略立案の方法、経営に関する知識など幅広く学ぶことができます。

目的をもってマネジメント研修に参加すれば「チーム運営の仕方がわからない」「マネージャーが持つべきスキルや考え方を勉強したい」といった課題も解決できるでしょう。

この記事では、マネジメント研修の目的と、オススメの研修プログラムをご紹介していきます。はじめてマネージャーになった方や、マネジメント研修を企画する育成担当者、人事部の方は、ぜひ参考にしてください。

<この記事のポイント>

  • マネジメント研修の目的を理解できる
  • オススメのマネジメント研修を提供している会社や研修内容を知れる
  • 営業現場で成果を出すために、研修終了後にやるべきことがわかる

営業マネジメント研修3つの目的

「マネジメント研修」とひと言でいっても、さまざまな内容の研修があります。

マネージャーになれば労務厚生や人事制度の知識も必要になりますし、管理会計もマスターしなければいけません。営業マネージャーも例外ではなく、労務や人事などの知識を習得する必要がでてきます。

営業現場でマネジメントを任されたときには、以下の目的で開催される研修に参加すると効果的です。

<営業マネージャーにオススメの研修>

  • チームビルディング研修
  • 戦略立案能力を鍛える研修
  • 財務会計に関する研修

チームビルディングスキル習得

営業マネージャーに求められることは、単に個人のパフォーマンスを高めることだけではありません。一人の営業担当者を育てることは、もちろん大切な仕事と言えますが、「チームで最高の結果を出すこと」が求められることを忘れてはいけません。

チームで成果を出すためには、チームが一丸となって同じ方向に進んでいくことができるチームビジョンの設定が欠かせません。

実際に、マネジメント向け研修の中には、チームビルディングに特化した研修プログラムが多数あります。内容としては、部下育成のポイントや内発的動機付けの方法など、チーム運営に関する秘訣が学べます。

戦略立案能力の向上

マネージャーには、経営方針や市場環境に応じた戦略を立案し、戦術を考えて実行に移していくことが求められます。

営業マネージャーの多くは、中間管理職に分類されます。役割としては、部下の状況を考えつつも、経営層の意見も尊重しなければいけません。

とりわけ、経営層が考えた会社の方針をしっかり理解して、これらを達成するために自分のチームがすべきことを考えて、部下に伝達しなければならないのです。

このような場合には、以下のポイントをおさえておく必要があります。

<戦略立案のポイント>

  • 市場環境や競合分析をおこない、マーケティング理論からベストな戦略を考える
  • 自社の企業規模や財務状況を考え、自部署で実行可能な戦略を考える
  • 管轄組織のパフォーマンス状況を考え、戦略を練る

戦略立案に関する研修では思考のヒントになる要素を学べることも多く、実際の現場で使える考え方も鍛えられます。

財務会計知識の習得

営業マネージャーに求められることは、「収支目標を理解した営業戦略の実行」です。

営業とは売上を生み出す部署として見られがちです。そのため、収支:収入と支出においては、収入に目が行きがちです。極端な例ですが、営業は売上さえあげれば良いという考えにもなりかねません。

しかし、営業マネージャーは収支の「支出」にも着目すべきなのです。会社として、どの程度の投資(支出)をして、そのリターンとして、どの程度の売上(収益)につながったのかを理解する必要があるのです。

マネジメント研修では、一般的な財務会計の知識はもちろん、現場で使えるビジネス会計などの知識も習得できます。

目的別マネジメント研修オススメ12選

ここからは、営業マネージャーに必要なスキルが習得できる研修プログラム12選をご紹介していきます。

昨今、e-ラーニングをはじめとするWEBを活用した研修プログラムも多数存在しますが、今回は、対面型の研修プログラムや通信教育でも講師の添削が受けられるといったインタラクティブ性の高い研修プログラムを中心にご紹介していきます。

<チームビルディングに役立つ研修>

まず、はじめに営業マネージャーとして役立つ「チームビルディングの方法が学べる研修」を4つご紹介します。

営業マネージャーとして、チームのパフォーマンスをどのように高めていくのかを学ぶことが大切です。チームビルディングの研修では、自律的なチームづくりの方法やマネジメント方法が学べます。

・アルヴァスデザインの「ドラッカーマネジメントの原理原則研修」

株式会社アルヴァスデザインが提供する「ドラッカーのマネジメント研修」は、ドラッカー学会理事の藤田勝利氏が監修したプログラムです。

藤田氏は、ドラッカースクールを卒業後、企業での役員の経験や大学での教員経験、また現在もグローバルな環境で組織のマネジメントを実践している方です。

そのため、やや理解することが難しいとされているドラッカーのマネジメントをわかりやすくかみ砕き、実践ですぐに活用できる研修プログラムになっています。

「ドラッカーマネジメントの原理原則研修」では、下記のようなことを学ぶことができます。

  • 営業マネージャーとして、チームのビジョンを創りたい
  • ビジョンに向けて一丸となって進んでいくチームを運営したい
  • 部下の働きがいを極限まで高めたい

本研修は、1日を通して実施することが多く、対面・オンラインのどちらにも対応しています。価格は、受講生20-30名程度で税別600,000円程度になっています。

■所要時間:9:00~17:30
■価格:600,000円(税別)
※受講生20-30名程度を想定

>株式会社アルヴァスデザイン

マネジメント研修ラインナップの資料ダウンロードはこちら

・リクルートマネジメントスクール「業績を上げ続ける営業マネージャーの原則コツを学ぶ研修」

リクルートマネジメントスクールは、新入社員からマネージャー研修まで階層別のビジネス研修プログラムを多数取り扱っている会社です。

リクルートマネジメントスクールの自律型マネジメント研修では、以下のような課題解決のヒントが得られます。

  • 言われたことをやるのではなく自律型組織を目指す管理者がいない
  • マネジメント職が中心になって戦略を立案し実行して欲しい
  • 組織の核となる管理職の意識を変えたい

研修内容は、以下の内容で構成されています。

  1. ケーススタディーで普段意識していない物事の考え方や意思決定の姿勢を理解し、どんなマネージャーを目指したいのかが確認できる
  2. 研修プログラムを通して「主体性を持つとはどういうことなのか」が体系的に学べる
  3. 変化の激しい時代でも対応できるマネジメント手法が学べる。指示待ちの組織ではなく自律型組織の運営方法が身につく

・活躍するマネジャーの基本知識と思考方法を学ぶマネジメント実践力向上研修
■価格
:150,000円(税抜)/名

・自らの志を決め行動に移す自律的マネジャー育成研修
■価格:150,000円(税抜)/名

>リクルートマネジメントスクール/自らの志を決め行動に移す自律的マネジャー育成研修

・インソースの「営業マネージャー研修」

株式会社インソースは 200211月に設立され、おもに講師派遣型の研修やeラーニングのプログラムを提供している会社です。対面型研修はオーダーメイド型の内容になっており、事前ヒアリングをもとに企業ごとの異なる課題にも対応できる点が特徴です。

株式会社インソースの営業マネージャー研修では、以下のような課題を抱える管理者に最適な研修内容が用意されています。

  • プレイングマネージャーとして業務をこなしながら組織を管理する方法がわからない
  • 組織全体で成果を上げる方法について知りたい
  • メンバーのモチベーションを上げるにはどうすればいいか知りたい

研修では、チーム作りの基本的な考え方や目標設定の方法、継続して成果を出すためのPDCAの回し方などについて知識を習得できます。

・営業マネージャー研修(オンライン受講の場合)
■所要時間:10:00~16:45
■価格:会員:28,500円(税込)/名、通常:30,500円(税込)/名

>株式会社インソースの営業マネージャー研修

・産業能率大学総合研究所「営業マネージャー研修」

産業能率大学総合研究所の企業内研修は、事前の徹底したヒアリングによりカスタマイズされたプログラムが提供されることで有名です。

産業能率大学総合研究所の営業マネージャー研修は、すでに営業マネジメント職に就いている人はもちろん、新任管理職として現場を任された人も、参考になる要素が詰まった研修内容になっています。

<営業マネージャー研修の中身>

  • 営業管理職に求められる組織づくりの方法(メンバー個々の能力状況の把握と働きかけの方法など)
  • 問題解決につなげるための俯瞰的な考え方
  • 目標達成のボトルネックを発見し解決に導くスキル

上記の研修プログラムは2日間の構成になっており、2日とも9時~17時まで研修が実施されます。詳しい費用については、下記公式サイトからお問い合わせください。

>学校法人産業能率大学総合研究所/営業マネージャー研修

<戦略立案力を鍛えるための研修>

次に、戦略立案力を鍛えるための研修を3つご紹介します。

自身がプレーヤーの時代は、求められた個人目標を達成してさえいれば評価されたかもしれません。しかし、営業マネージャーになると、数字を達成するだけではなくチーム全体が成長していくための戦略立案能力が求められます。

市場環境や経営方針を理解し、重点課題を見い出しながら戦略を考えていくにはどうすればいいのか、各社から提供されている研修プログラムで学ぶことができます。

・JMAマネジメントスクール「プロセスマネジメント実践セミナー」

JMAマネジメントスクールには、階層別研修はもちろん、営業に特化した内容や事業戦略に関係する研修プログラムが多数用意されています。

営業組織を管轄する管理者には、以下のような役割が求められます。

  • 営業戦略を立案しリードする
  • 戦略を実行するための具体的な営業プロセスを考える
  • 目標達成のために営業現場を活性化させるスキル

JMAマネジメントスクールの「プロセスマネジメント実践セミナー」では、上記の役割を担う管理者向けに論理型マネジメントの基本が学べます。

営業現場で使われるKPIをもとに、戦略実現のための具体的なテクニックやメンバーの指導法が学べますので、近い将来マネージャーを目指す若手の研修にも最適です。

・プロセスマネジメント実践セミナー(入門編) ※東京:日本能率協会研修室にて2日間開催
■価格:114,400円(税込)/名

>JMAマネジメントスクール/営業マネージャーのためのプロセスマネジメント実践セミナー

・コクヨの「戦略企画研修(新任管理職/次世代リーダー向け)」

コクヨは文房具メーカーとして有名ですが、企業向けのスキルアップ研修やダイバーシティ研修など、さまざまな研修事業もおこなっています。

コクヨの戦略企画研修では、営業現場を任された管理職に必要な以下のスキルが習得できます。

  • 戦略立案から実行までのノウハウ
  • 経営目線で事業戦略を考えるスキル
  • 戦略立案のための市場分析手法

実際の営業現場では経営層が打ち出した方針や経営理念にもとづき、事業ごとで戦略を考える必要が出てきます。

研修では、戦略の立案に役立つフレームワークを使い、市場分析や競合分析から自社が目指すべき戦略と戦術を考えるスキルも学べる点が特徴です。

プログラムは2日構成で、以下の内容で実施されます。

1日目

◆経営戦略にかかわる基本事項
・経営戦略に携わるための心得
・財務の視点
・戦略企画のゴールと経営理念

◆全社戦略の立案方法
・全社戦略とは
・全社戦略の視点
・あなたの事業の位置づけは

2日目

◆事業戦略の立案方法
・事業戦略とは
・フレームワークを使った分析と立案

◆経営戦略立案後のPDCA
・戦略案の評価
・実行計画の作成
KPIの設定

費用や詳しいスケジュールなどは、下記の公式サイトから問い合わせ可能です。

>コクヨの戦略企画研修※新任管理職/次世代リーダー向け

・ラーニングエージェンシー「営業戦略立案力向上研修」

ラーニングエージェンシーは、これまで13,000社以上の企業で人材育成支援をおこない、研修受講者は350万人を超える研修専門の会社です。

営業責任者に求められることは、組織の方針を理解したうえで目標を細分化し、売上目標達成のために具体的な戦略戦術を考えることです。

ラーニングエージェンシーの営業戦略立案力向上研修では、おもに以下の内容が学べます。

  • 営業戦略の意味とは?
  • 目標を分解して実行するための方法
  • FABE分析を用いた差別化戦略の方法
  • 計画を実行に移すためのPDCAの回し方

研修受講者からは、以下のような声も届いています。

研修受講者からの声※ラーニングエージェンシー公式サイトより引用>

・計画的に行っているつもりだった営業活動は、まだまだ前例踏襲の感覚・経験に頼ったものだと痛感した。
・営業戦略という言葉はよく使うが、そもそも戦略って何かを理解していないことにも気づいた。
・営業の生産性を上げるためには、早く動くことも大事だが、資源をどのように配分していくか、まさに戦略を考えることが重要だと痛感した。
・今のままで良いのか?という営業活動に対する悩みが晴れました。
・上司から計画的に動けと言われ続けたが、なぜそのように言われているのかがようやく理解できました。

実際の研修ではニーズに応じたカスタマイズも可能ですので、詳しくは以下公式サイトから問い合わせしてみることをオススメします。

>ラーニングエージェンシー/営業戦略立案力向上研修

<営業マネージャーに必要な財務会計の研修>

最後にご紹介したいのが営業マネージャー向けの「財務会計の研修」です。5つご紹介します。

前述した通り、営業マネージャーは「営業だけやっていれば良い」というわけではありません。営業マネージャーは、経営者視点を持ち、お金の流れも理解しながら営業活動をおこなうことがとても重要だからです。

営業マネージャーとして活躍するためには、チームビルディングや戦略立案の研修に加え、財務会計に関する研修も受けることをオススメします。

・アルヴァスデザインの「ドラッカーマネジメントの会計研修」

チームビルディングの研修でも記載した通り、株式会社アルヴァスデザインが提供するドラッカーのマネジメント研修は、ドラッカー学会理事の藤田勝利氏が監修したプログラムです。

ドラッカーは、マーケティングやイノベーションの分野でも非常に有名ですが、実は管理会計のプロでもあります。元々は、証券アナリストとしても活躍しており、大変会計に強いバックグラウンドを持っています。

ドラッカーは、経理をはじめとする財務に関わる部門でなくても、会計に関する知識を身に付けなければならないというメッセージを出しています。

営業マネージャーも、もちろんこれらに該当します。ドラッカーの会計については、藤田勝利氏のウェビナーアーカイブをご用意しています。気になる方はお問い合わせください。

「ドラッカーマネジメントの会計研修」では、下記のようなことを学ぶことができます。

  • 営業マネージャーとして、中長期的な売上プランを構築したい
  • 財務諸表の数字だけでは読み解けない意図を把握したい
  • 数字を使わずに、部下に戦略を説明したい

本研修は、1日を通して実施することが多く、対面・オンラインのどちらにも対応しています。価格は、受講生20-30名程度で税別600,000円程度になっています。

・ドラッカーマネジメントの会計研修
■所要時間
:9:00~17:30
■価格:通常:600,000円(税別) ※受講生20-30名程度を想定

>株式会社アルヴァスデザイン

・パーソル総合研究所の「損益管理基本講座」

パーソル総合研究所は、人材紹介などをおこなうパーソルホールディングスの100%出資会社です。事業内容は人事コンサルティングをはじめ、教育支援なども手がけています。

パーソル総合研究所が開催する研修を受けた企業は21,000社を超えており、幅広い会社規模や業界で人気の研修であることがわかります。

パーソル総合研究所の「管理職のための損益管理の基本講座」は、以下のようなマネジメント職に最適な研修です。

  • 担当部門の収益計画立案をおこなう管理職
  • 損益分岐点を理解しながら営業活動の管理をしていきたい人
  • 固定費と変動費の仕組みがわからない人

パーソル総合研究所の「損益管理の基本講座」なら、財務諸表や損益計算書などビジネス会計の基本から、実際の現場にあてはめたケーススタディーをもとに会計の基本が学べます。

「値引きをしたいが利益は出したい」「もっと商品を売るために広告を出したいが費用の限界がわからない」といったケースでも、的確な判断ができるようになるでしょう。

ちなみに、当研修はオンラインで実施されますが、e-ラーニングとは違い受講者同士や講師との意見交換も可能な講座です。他社の参加メンバーからも刺激を受けられますので、今後の営業活動に活かせるでしょう、

>パーソル総合研究所の管理職のための損益管理の基本講座

また、パーソル総合研究所では財務会計に関する研修だけではなく、攻める営業組織となるための営業マネージャー育成などの営業研修もおこなっています。財務会計の研修とセットで受講すると効果的です。

・SMBCコンサルティングの管理会計研修

SMBCコンサルティングでは、新入社員研修や各種ビジネスセミナーなどを開催しており「管理会計研修」も中堅管理職には人気の講座です。

SMBCコンサルティングは、三井住友フィナンシャルグループ企業ですので、とくに金融関連の研修に強く内容の濃い研修が期待できるでしょう。

企業ごとの要望に応じカスタマイズされた研修メニューの提供も可能ですので、研修を依頼するときには自社の課題や要望など詳しく打ち合わせすることをオススメします。

当研修の目的は、以下の3つです。

  1. 管理会計の基本を学ぶ
  2. 損益分岐点分析を通じて、変動費・固定費の考え方や事業採算の捉え方を学ぶ
  3. 経営を考えるための投資判断に関する手法を学ぶ

実際の研修は1日(10時~17時)でおこなわれ、具体的には以下のようなプログラムで構成されています。

  • 管理会計と財務会計の違いを学ぶ
  • 損益分岐点分析(BEP分析)
  • 限界利益や投資判断について
  • 総合演習

当研修は演習問題も多数用意されていますので、受け身の研修ではなく「現場で役に立つ研修」が期待できます。費用や詳細については、下記公式サイトからお問い合わせください。

>SMBCコンサルティングの管理会計研修

・LEC東京リーガルマインドの管理会計研修

東京リーガルマインドは各種資格取得講座を開催している会社で有名ですが、企業内研修プログラムも多数提供しています。

「管理会計研修」も企業内研修のひとつで、以下の管理者を対象にしている研修プログラムです。

<管理会計研修の対象者>

  • 中堅社員や管理職
  • 管理会計の基本知識を身につけたい人

会計には「外部向けに報告する財務会計」と「社内向けの管理会計」の2種類があります。

当講座では、おもに管理会社に関する知識を学び、経営者としての視点や業績向上に寄与するための会計知識が学べる点が特徴です。

具体的には、以下のプログラムで構成されています。

  • 管理会計の基本や原価、損益分岐点分析について
  • 直接原価計算を利用した、事業部評価を考える
  • セグメント分析や経営分析の実践
  • キャッシュフロー計算書の見方や設備投資の考え方

なお、実際の講座はオンラインでも対面でも実施可能で、さまざまな要望も相談可能です。興味がある方は、以下の公式サイトをチェックしてみてください。

>LEC東京リーガルマインドの管理会計研修

・産業能率大学総合研究所「マネジメントのための財務研修」

産業能率大学総合研究所の研修プログラムにも、管理者向けの「マネジメントのための財務研修」があります。

当講座の受講期間は3ヶ月間でオンライン受講するかたちとなりますが、聞くだけのe-ラーニングとは違い講師からの手書き添削指導も受けられる点が特徴です。
※手書きのリポート添削見本(PDF)

産業能率大学総合研究所の「マネジメントのための財務研修」は、会計ルールに関する講座は最小限にとどめ、実践ですぐに使える分析スキルや意思決定の方法に重きが置かれています。

実際の現場で発生するようなケーススタディーをもちいて利益とコストマネジメントの方法を学べますので、すぐにでも日々の業務に活かせるでしょう。

具体的な研修内容は、以下のプログラムで構成されています。

  • マネジメントと財務情報…(財務諸表の基礎知識や財務データの活用方法)
  • 利益とコストマネジメント…(CVP分析や利益計画と予算管理について)
  • 意思決定のための財務…(業務における意思決定の方法や設備投資の考え方)

産業能率大学総合研究所には、会計に関する講座だけではなくビジネスパーソンに必要な350種類の研修プログラムが用意されています。

受け身の研修ではなく、研修受講中であれば何度でも指導が受けられる点もメリットといえます。(※一部対象外のコースあり)

>学校法人産業能率大学総合研究所「マネジメントのための財務研修」

研修終了後の理想的なフォローアップとは?

営業マネージャーにオススメしたい研修プログラムをいくつかご紹介しましたが、研修を受けただけでは、すぐに優秀なマネージャーにはなれません。

研修を受ける際には目的をもって参加するべきですし、受講後のフォローや評価をあわせておこなうことで、はじめて研修の効果が出ます。

研修参加時には以下3つのポイントをおさえておくようにしましょう。

<研修参加と受講後のポイント>

  • 研修参加前には具体的な目標を設定し、受講後も継続したフォローを実施する
  • 受講後もマネージャーとしての悩みを解決するための面談を継続しておこなう
  • 研修効果があったのか360度評価で部下からの評価も参考にする

この他にも事前事後の準備により研修の効果は大きく変わります。

研修効果を高めるチェックリストの資料ダウンロードはこちら

具体的な目標を設定しフォローを継続する

研修の効果を最大限発揮するためには、参加前に「研修参加後のあるべき姿や目標」をイメージして受講することが大切です。

研修を企画する側も「研修を企画して終わり」ではなく、研修終了後に社内プレゼンの機会を設けたり、実際の研修効果を定期的にヒアリングしたりするなどのフォローアップも重要です。

マネージャーとしての悩みを解決するための面談

研修参加後は、営業マネジメント職を管理する経営層や人事担当者のフォローも大切になってくるでしょう。

手厚いフォローをすれば「学んだことを現場で活かす方法がわからない」「部下が思うように動いてくれない」といった悩みも解決できます。

研修でたくさんの知識を詰め込んでも、マネジメント側のモチベーションが下がってしまっては研修効果も半減します。マネージャーとしてどのような悩みを抱えているのか、上長面談やクロス面談で定期的にヒアリングしていくことも必要です。

360度評価で研修効果のレビューも必要

今回ご紹介したようなチームビルディングの研修は、「部下からの評価」で効果があったどうかがわかります。

部下の正直な意見を聞き出すには360度評価」が効果的です。360度評価とは、マネージャーひとりに対し上司はもちろん、部下や隣の部署の同僚も評価をする制度のことを指します。

360度評価の実施には費用がかかる一方で、部下からの本音が聞ける点もメリットのひとつです。

研修プログラムの効果だけではなく、普段の上司としての評価も分かりますので、マネージャーとして成長できるきっかけにもなります。

まとめ

営業マネージャーが受けるべき研修は、チームビルディングから財務会計に至るまで多岐にわたります。

この記事の最後でもお伝えしたように、研修に参加する際には受講者自身も「目的を持つこと」がとても重要です。

研修を受けている際も、実際の現場で活用することをイメージしながら話しを聞くと、より効果的な研修が受けられるでしょう。

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島谷 大輔
この記事を書いた人

島谷 大輔

通信系の営業を専門として、BtoBおよびBtoCの両方を経験。
プレイヤーのみならずマネジメント経験も豊富。
自身の営業経験をもっと多くの人に届けたいという想いが強い。

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