営業
2022.08.05

営業に必要なマインド7選!成果を出す人が実践する3つの方法も解説

「営業成績が思うように上がらない」とお悩みの方はいらっしゃいますか?

何が自分に足りなくて成績が出ないのかと調べていくうちに、原因はマインドにあるのかもしれないと思われた方も多いのではないでしょうか。

「営業マインド」とは、営業する上での考え方や意思のようなものです。そして、営業マインドはお客様視点でなければなりません。

営業において自分本位の考え方では、たとえ目先の契約が取れたとしても、すぐにほころびが出てしまい、中長期的に成果を出すのは難しいでしょう。

「営業マインド」と対になる言葉として「営業スキル」があります。

結果を出そうと焦る営業担当者に限って、営業スキルだけにとらわれがちです。しかし、営業スキルだけに固執した場合、営業成績は短期的には上がる可能性はあっても、長期的には続かないことがほとんどです。

成果を出すためには「営業スキル」と「営業マインド」はセットで身につけるべきものだと理解しましょう。

この記事では、営業担当者が成果を出すために必要な7つのマインドについてお伝えします。営業マインドを適切に学ぶ方法や、成果を出す人が実践している具体策も合わせてお伝えしますので、是非参考にしてください。

営業に必要なマインド7選

営業に必要なマインドとは、どのようなものがあるのでしょうか?成果を出し続ける営業担当者に共通するマインドは、以下の7つです。

  • お客様の立場になる
  • 誠実な姿勢を忘れない
  • 迅速な対応を心がける
  • 向上心を持ち続ける
  • 主体性を持つ
  • 種まきの必要性を理解する
  • 自社の商品やサービスに自信を持つ

それぞれ掘り下げて、見ていきましょう。

マインド①:お客様の立場になる

営業の目的は、自身の売上数値を高めることではありません。これは、営業活動における結果です。

多くの営業担当者は、自身の売上数値を出すことに意識が行きがちですが、本当に大切なことはお客様の立場にどれだけなれるかということです。これができて、はじめてお客様のための提案になるのです。

マインド②:誠実な姿勢を忘れない

誠実な営業担当者は、どんな小さな約束も守ります。その積み重ねによって、お客様から揺るぎない信頼を勝ち取れることを理解しているからです。

例えば、優秀な営業担当者は、クレームが発生した時ほど報連相が重要だと理解しているので、悪いことはいち早くお客様や上司に報告します。

トラブルが起きても誠実に対応し、結果としてお客様の信頼を勝ち取っているのです。

マインド③:迅速な対応を心がける

営業マインドが高い人ほど、迅速な対応にこだわります。迅速な対応は、お客様にとって、営業担当者に信頼を置く一つのポイントなのです。

迅速に対応するコツは、以下の通りです。

  • 社内業務は後回し、まずはお客様ファーストで対応する
  • すぐに対応できない場合は、理由を添えて報告する
  • 納期に間に合わない可能性があれば、すぐにお客様に知らせる

ただし、早ければすべて良いわけではありません。お客様が望む質は、キープするようにしましょう。

マインド④:向上心を持ち続ける

営業活動がすべて順調にいくことはなく、乗り越えるべき課題が常に存在します。課題を乗り越えていくためには自身の成長が必要になり、成長するためには向上心が欠かせません。

向上心を高めるには、以下のポイントを意識してみてください。

  • 学びの意識を常に持つ
  • 優秀な営業担当者との交流機会を持つ
  • 毎日の小さな目標を達成する
  • 新しいことに挑戦する

自身の成長に欠かせない向上心は、営業に必要なマインドの中でも必須なのです。

マインド⑤:主体性を持つ

主体性とは、周囲の意見や指示に頼らず、自分自身の考えを軸として問題解決に取り組む性質を意味します。お客様の悩みを自分事として捉えられない営業担当者が、お客様から信頼されることはありません。

例えば、お客様(経営者)に対する営業担当者A君とB君の対応の違いを、以下で見ていきましょう。

お客様(経営者)「最近は新卒者を採用しても、すぐにやめてしまう。」

A君「最近の若い人は継続性がなく、我慢することを知りませんよね。」
B
君「新卒社員の離職は現在企業にとって大きな課題です。御社も固定観念を取り払い、新たな施策を導入してはいかがでしょうか?他社の事例をリサーチして一度報告しますよ。」

あなたが経営者なら、B君と今後もビジネスを取り組んでいきたいと思うはずです。

営業活動における主体性とは、相手目線に立ち、問題解決に向けて自分の意見を発信することだと言えるでしょう。

マインド⑥:中長期的な成果を追いかける

業界や業種にもよりますが、営業の成果はすぐ出るものではありません。

営業プロセスには、地道なアプローチ段階からクロージングまでの長期戦です。お客様に商品やサービスを早く売りたいという気持ちはわかりますが、中長期的な視点を持つようにしましょう。

大切なことは、お客様とパートナー関係になることであり、そのためには短期的な成果だけに固執することなく、継続的なお付き合いの関係を目指すべきなのです。

マインド⑦:自社の商品やサービスに自信を持つ

自社の商品やサービスに自信がない営業担当者から、買いたいと思うお客様は存在しません。

自信を持ってお客様に提案するためにも、自社の商品やサービスについて分析した上で理解を深める事が重要です。

有効なのが、マーケティングで用いられる4P分析、4C分析」です。

4P分析は、「どのような製品を」「どのような価格で」「どのような流通経路で」「どのように販促していくか」などの、企業側視点がベースになります。

一方4C分析は、「お客様はどのような価値を受けるか」「お客様が費やす費用や時間はどれくらいか」「お客様が望む情報を届けているか」などの、お客様側視点をメインに考えます。

自社の商品やサービスを4P分析や4C分析に落とし込むことで、強みについての理解が深まり、自信を持ってお客様に提案できるようになるのです。

営業マインドを適切に学ぶ3つの方法

営業マインドは、適切に学ぶことで誰もが身につけられます。

営業マインドを学ぶための以下3つの方法について、掘り下げて見ていきましょう。

  • 書籍で学ぶ
  • 研修で学ぶ
  • 理想の営業担当者から学ぶ

方法①:書籍で学ぶ

営業に関する書籍では、実際に成功した人のマインドが体系的に網羅されており、様々な気づきが得られます。中には人生を変えるほど感銘を受けた書籍に出会い、自身のバイブルとして何度も読み返すこともあるでしょう。

書籍を選ぶ時のポイントは、以下の通りです。

  • 自分のキャリアや経験と照らし合わせる
  • 実例や知識を参考にできるものを選ぶ

自身が直面した課題を補う点にフォーカスして、マインドセットできそうな書籍が選べる点も、書籍が優れている点です。

方法②:研修で学ぶ

現在、営業の外部研修を導入する企業が増えています。営業マインドや営業スキル向上に役立つ知識や事例を体系的に学べる研修は、効率的に業績を上げたい企業にとっては合理的だと言えます。

営業研修の重要性が高まっている理由は、営業担当者に求められるレベルが年々上がってきているからです。

インターネットにより何でも手に入る現代では、お客様に対してプラスアルファの付加価値を提案しなければなりません。

付加価値を与えるとはお客様の課題を解決する力、すなわち適切な営業マインドを持つ必要があるのです。

マインドを習得するための研修としておすすめしたいのが7つの習慣🄬 for セールスパーソン(株式会社アルヴァスデザイン)」です。具体的な営業シーンを事例として用いているため非常に分かりやすい構成となっています。

成果を出し続ける営業マインドを習得するのにおすすめです。気になる方はこちらから資料をダウンロードいただけます。

7つの習慣🄬forセールスパーソン研修の資料はこちら

方法③:理想の営業担当者から学ぶ

理想の営業担当者から、営業マインドを学ぶことも可能です。

実際に、結果を出し続ける理想の営業担当者のマネをしてみる、なぜそういう考えなのかを聞いてみるといことでも、大きな気づきを得られる可能性があります。

理想の営業担当者から話を聞くもしくは観察する時は、相手に対して以下の点を意識してみてください。

  • 理想の営業担当者が何にやりがいを感じているか
  • 理想の営業担当者は何を大切にしているか
  • 理想の営業担当者はどんな人生のビジョンを掲げているか
  • 理想の営業担当者はどのような方法で学んでいるか

しかし、理想の営業担当者のマネばかりではいけません。

マネから始めたとしても、自分のやり方にカスタマイズさせながら、オリジナルの営業スタイルを築き上げることが大切です。

営業マインドの高い人が実践している3つのこと

ここからは、営業マインドの高い人が具体的に日々取り組んでいることについて見ていきます。営業マインドの高い人が、実践していることは以下の3つです。

  • 目標から逆算して行動している
  • 仮説思考を元に行動している
  • 営業プロセスを分解してPDCAを回し続けている

それぞれ掘り下げて、見ていきましょう。

その①:目標から逆算して行動している

営業で成果を出せない人は、自由に行動しておいて後で必死に成果を求めます。

対して成果を出す人は、求める成果を出すためにプランを決めてから行動します。

あるべき姿(理想)と現状の乖離をしっかりと把握して、ギャップを埋めるための策を立ててから活動するのです。

その②:仮説思考を元に行動している

あるべき姿とのギャップが明確になれば、現状のままでは到達できないことに気づき、新た試みが必要だと分かります。

その時大切なのが「仮説思考」です。仮説とは、その名の通り仮の答えです。「~かもしれない」と仮説を立て行動に移していくことで、その仮説が正しかったのか誤っていたのかを検証することができます。

この流れを素早く進めることで、早くゴールに到達できる可能性が高まるのです。

その③:営業プロセスを分解してPDCAを回し続けている

理想とのギャップには必ず課題が存在しますが、課題を埋めるためには営業プロセスを分解すると分かりやすくなります。営業プロセスは、一般的に①アプローチ②ヒアリング③提案④クロージングです。

これらのどこに課題があり、改善する必要があるのかを理解しましょう。その上で、ポイントを絞って課題克服に取り組むことが最も効果的です。

例えば、アプローチ段階に課題があると感じた方は、アプローチに限定したロールプレイングをひたすら繰り返すことで成長を加速することができます。その際には、PDCAも意識すると良いでしょう。

まとめ:営業マインドを向上させると行動が変わる

営業スキルと並んで重要な「営業マインド」は、誰もが今日から身につけられるものです。

当記事で紹介した7つの営業マインドを実践することで、お客様の悩みに寄り添う営業担当者として厚い信頼が得られます。

本コラムでご紹介させていただいた、マインドを成長させるためにできることを実践することで、お客様からの信頼を積み上げていきましょう。

これにより、お客様と中長期的なパートナーシップを結ぶことができ、営業にとってもお客様にとって、良いお付き合い関係ができると嬉しいです。

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