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2021.09.05

ロールプレイングを効果的に行うポイント10選~ロールプレイングとは?基本から解説

こんにちは、松下です。本日は「ロールプレイング」について見ていきます。

企業の人材育成を手掛ける方なら、「ロールプレイング」はよく見聞きする言葉かもしれません。
実際に、育成に取り入れていらっしゃる方も多いでしょう。
実は、このロールプレイング、簡単そうに見えて奥が深いのです。

私たちは、営業人材をメインに教育を手掛けている会社運営しています。その中で、「ロールプレイング」を試行錯誤しながらも、効果的にできるように工夫を重ねてまいりました。

その経験も踏まえて本記事では、「ロールプレイング」のポイントをお伝えします!

それでは見ていきましょう。

ロールプレイングとは何か?

「ロールプレイング」とは、具体的には何のことでしょうか。
実際に「ロールプレイング」と検索してみると、いくつか定義が出てきます。

日本大百科(ニッポニカ)によると、
「役割演技。役割を自発的・創造的に演ずることをロールプレイングとよぶ。」
と書かれています。
その他にもDBM用語辞典には、もう少しビジネス目線での解説が書かれていました。
「作成したスクリプトをもとに、お客様との対話を想定し、マンツーマンで社内で実演すること」。

ビジネス現場で良く用いられる「ロールプレイング」とは、後者の内容を指すことが多いです。
例えば、営業におけるロールプレイングであれば「お客様役」と「営業役」で役割を分け、実際の打ち合わせシーンなどを演じることが該当します。

ロールプレイングとは、短時間で基本の型を身につけるためには効果的な手法の一つとも言われています。

ロールプレイングを行うメリットとは?

ロールプレイングは、なぜ行われるのでしょうか。
特に、企業が人材を育成する際に「ロールプレイング」を行うメリットについて考えてみます。
いくつかのメリットが考えられますが、本章では3つに絞ってご紹介します。

1.短時間でポイントを絞って習得できる

ロールプレイングのメリットは、「短時間」で「ポイント」を絞って学べることにつきます。
ロールプレイングはシーンを区切って行うことが可能です。
その為、限定した時間で、かつポイントを絞ることが可能なのです。
特に、忙しいビジネスパーソンにとっては、練習に多くの時間を割く事は難しいでしょう。
また、全てのケースを1から100まで押さえてから現場に出るというのも難しいものです。
その観点からもロールプレイングは効果的です。

2.現状が把握でき、具体的な課題が明確になる

ロールプレイングの2つ目メリットは「現状把握」と「課題の明確化」にあります。
初めて対応するシーンの場合、または、経験はあるがなかなか成績が伸びないという場合には、現状を確かめる必要があります。そんな時に、「ロールプレイング」を通して実演してみるというのは効果的です。
なぜなら、現状がどのような状態かを自身が把握するだけでなく、ロールプレイングの相手役にも客観的な視点で把握してもらうことが可能だからです。その上で課題が明確に出来るというメリットがあります。

3.反復により典型的な型を学べる

ロールプレイングの3つ目のポイントは「反復により典型的な型を学べる」ことです。
どんな業務を行うにしても典型的な型をマスターする必要があります。「ロールプレイング」は反復練習が可能です。そのため、実際の業務シーンに役立つ基本の型を身につけるためには適切な方法です。

例えば、営業職であれば基本の型が身についていれば、お客様接点で心の余裕が持てます。
すると、基本の動作に気を取られなくなるため、目線が広がります。そのため、成果に違いが生まれるのです。そのような観点からもロールプレイングで基礎力を磨く事は大切といえます。

また、基礎力を磨くことで社員全体のスキルアップにつながることはもちろん、一定以上の質を担保できます。そして社内文化の形成にもつながります。

ロールプレイングの基本 3StepSTEP

本章では、ロールプレイングとは具体的にどのように進めれば良いか、基本のSTEPについてご紹介します。具体的には事前準備、実践、振り返りの3つのSTEPで構成されます。

それぞれ見ていきましょう。

Step1:事前準備

ロールプレイングを実施する上で、とても重要になるのが事前準備です。
この準備の度合いによって成果も変わりますので入念に行いたいところです。

準備としてはずせないのが ①設定②環境③目的の3つです。
①設定
ロールプレイングを行う上での設定を整えます。
どんなシーンで行うか?役割は何か?そして、どんな前提条件で行うか?時間は何分で行うか?など細かく決めていきましょう。

②環境
実際のロールプレイングを想定した環境づくりを行います。
商談の場面であれば、なるべくリアルな商談の場面に近くなるように、机や椅子をセットするなどといった準備を行います。

③目的
ロールプレイングを行うにあたっての「目的」を明確にすることも事前に行いたい準備の一つです。
ロールプレイングを行う事で具体的に「何を改善したいか」を明確にしておきましょう。

以上3つの準備が整ったら、「実践」のステップに移ります。

Step2:実践

実践を行う際には、シーン設定を良く読み込む時間を設け、、どのように会話をするかのシナリオをあらかじめ組み立てます。その上で、ロールプレイングをスタートします。

あらかじめ準備の段階で決めた「時間」を計測し、お客様役と自身のどちらかが会話をスタートし、場面設定に合わせて実演をしていくという流れになります。
時間が来たら、話の途中で合っても一旦区切り、そこで終了します。

Step3:振り返り

実践の時間が修了したら、最後は「振り返り」を行います。
振り返りは、実践後すぐに行うことをお勧めします。実践の感覚が残っているうちに、良かったポイント、改善すべきポイントなどを完結に伝えましょう。この振り返りによって本番で行ったときの成果が変わります。

以上がロールプレイングの簡単な流れです。
次章では、具体的に押さえたいロールプレイングのポイントについてお伝えしていきます。

ロールプレイングで押さえておきたいポイント10選

ロールプレイングを効果的に行うためには、必ず押さえておきたいポイントがあります。

本章では10つに絞ってご紹介します。

1.出来るまで繰り返し行う

ロールプレイングで重要なポイントは「出来るまで繰り返し行う」という事です。
ロールプレイングはゴールに到達するまで、繰り返し行いましょう。
できないまま終わってしまうと出来たという感覚が無いままに終わることになり、正しい型が身につきまぜん。結果的に効果が薄くなるため気を付けたいポイントです。

2.フィードバックは端的に

フィードバックは端的に行いましょう。
ついつい、良かれと思って多くの事をフィードバックしがちですが、端的にポイントを絞って行う事が大切です。
また、フィードバックを受ける側も事前に見ておいて欲しいポイントなどを伝えて置く事でより的を射たフィードバックが得られるでしょう。

3.設定はシンプルに

ロールプレイングの設定は「シンプル」である事が大切です。あまりにも複雑な設定を仕込んでしまうと、その設定を読み込み理解する方にエネルギーが費やされてしまいます。

そのため、設定はあくまでシンプルなものとし、ロールプレイングの実践に注力できるよう工夫をすることが大切です。

4.典型的なケースを用いる

ロールプレイングで取り上げるケースはあくまでも「典型的」なケースを用いることも大切です。
様々なケースを想定し対応できるように訓練したいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、イレギュラーなケースを想定していてはきりがありません。
まずは「基本の型」を覚えるという事を念頭に、よくある典型的なケースを用いて実施することが大切です。

5.時間を区切る

「時間を区切る」ということもロールプレイングにおいては非常に大切な事柄です。
なぜならば、実際の商談場面なども限りある時間で行う事が殆どだからです。
決められた時間内にゴールに到達することが大切です。あくまで短い時間を想定し訓練することが、現場での力の発揮につながります。

6.すぐに振り返りを行う

ロールプレイングを実施したらすぐに振り返りを行いましょう。
実施した後に振り返りを行わず、数時間、数日たってから行おうとしても記憶があいまいで正確さに欠けてしまいます。そのため、すぐに振り返りを行い、改善ポイントを洗い出しましょう。
自分自身の現状を正確に捉える事こそが、成果に繋がる重要なポイントです。

7.押さえたい観点を明確にする

ロールプレイングでおさえたい観点は、明確にしておきましょう。
ケースを設計する際には、どのポイントを押さえたいのかあらかじめ定めてから設計していくと効果的です。また、観点も3つ程度に絞って考えると良いです。実践後のフィードバックも、端的に行いやすいため成果が出やすいです。

8.実際の環境に近づける

ロールプレイングの実施の際の環境を実際の環境と酷似した状態にするということも大切です。
現実と異なる環境でロールプレイングを実施すると実感がわきにくく、実際の現場に出た際にギャップを感じ、本領を発揮しにくくなるためです。
座る位置、利用している備品など、実際の環境に近い形を作りましょう。

9.自身の姿を見て内省する

ロールプレイングを録画するなどして自身の姿を見て内省する事も大切なポイントです。
例えば、商談をしている自分の姿などを自分で見る機会は少ないため、実際に自身の姿を見ると別の視点から気づきを得る事が可能です。
外側から自分を眺め、内省を深める事で、自身の振る舞いが変わります。
是非、取り入れてみてください。

10.現場実践をしながらPDCAサイクルを回す

最後に押さえたいポイントとしては、「PDCAサイクルを回す」とうことです。
ロールプレイングをして、改善ポイントを見つけたら、また実際の現場に出て実践してみる。
そして、実際の反応を取り入れて、またロールプレイングを行うといったサイクルを回していくことが重要です。
時には、ロールプレイングの設定をバージョンアップさせていきながら、より現実に即した内容にしていくことが大切です。

ロールプレイングで身につけたことを現場で実践してみよう!

ロールプレイングを実施したら、是非、現場で実践をしてみましょう。
実践をしてみて初めて分かる事も多いです。
また、ロールプレイング実施後、お客様とのやり取りがスムーズになった、反応が変わったなど良い変化も生まれるでしょう。逆に新たな課題が見つかるという事もあるでしょう。
いずれにせよ、現場に出て実践することが大切です。

さぁ、実践してみましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。ロールプレイングとは何か、その意義は?
押さえていきたいポイントについて見ていきました。

ロールプレイングは短時間で基本の型を身につけることが可能な手法です。
また、効果的に行うために押さえておきたいポイントを心得ることも大切です。

是非、本記事に公開した押さえておきたいポイントを活かし、ロールプレイングでご自身の能力向上、組織のボトムアップに繋げて頂ければ幸いです。

 

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