新入社員研修公開講座10選|新人必須スキルと研修の選び方
目次
こんにちは、島谷です。
今回は2024年度の新入社員向け公開講座を10社紹介します。新入社員に即戦力として活躍頂くためには、ビジネスの現場で必要とされるスキル習得が必要です。
組織人としての考え方や、基本的なビジネスマナーの習得などを体系的に学べる研修をご紹介しますので、ぜひ研修プログラム選びの参考にしてください。
新入社員研修公開講座2024年おすすめ10選
今回ご紹介する新入社員研修公開講座は、次の10社です。
どの講座も新入社員研修向けの内容となっていますが、公開講座によって特化しているポイントや研修期間が異なります。
自社の予算や、研修に割ける時間などを考えて適切なプログラムを選ぶといいでしょう。
- アルヴァスデザイン「新入社員研修ディスカバリー2日間コース」
- インソース「できるを積み重ねる新人研修2024年」
- 日本能率協会マネジメントセンター「新入社員向け公開セミナー」
- 株式会社ビジネスコンサルタント「新入社員研修公開シリーズ」
- リスキル「新入社員コミュニケーション研修|ビジネスマンの基本スキル」
- PHP人材開発「2024 新入社員研修|愛される社会人になるために」
- リクルートマネジメントスクール「2024年新入社員研修8つの基本行動」
- パソナHRソリューション「コミュニケーション&マナー研修」
- SMBCコンサルティング「新入社員研修」
- シグマインベストメントスクール「新入社員・新規配属者向け 公開講座」
アルヴァスデザイン「新入社員研修ディスカバリー2日間コース」
アルヴァスデザインが販売運営を務める「新入社員研修ディスカバリー2日間コース」は、組織人としての意識を醸成するのに役立つ研修です。
7つの習慣®を新入社員研修に向けてアレンジした内容となっています。組織人として貢献し、成果を出すために必要なマインドやものの見方・考え方を詳しく学びます。※フランクリン・コヴィー・ジャパン社の公開コースと同一内容です。
【公開講座のポイント】
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アルヴァスデザインが販売運営を行う「新入社員研修ディスカバリー2日間コース」では、おもに「学生とビジネスパーソンとの違い」について詳しく学びます。
組織の中での自分の役割や目標を明確にでき、人格を磨く重要性も理解できるようになります。
研修プログラムは基本的に2日ですが、1日コースもあるため、自社の育成スケジュールに沿った選択が可能です。
インソース「できるを積み重ねる新人研修2024年」
インソースの「できるを積み重ねる新人研修2024年」は、新入社員が社会人としてのスキルを積み重ね、自信を持って業務に取り組むための研修です。
【公開講座のポイント】
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ビジネス基礎研修では、敬語の使い方やテレワークで気を付けるべき点が学べるなど、研修プログラムも最新の内容にアップデートされています。
組織人として必要なコミュニケーション能力や協調性も学べるため、まさに新入社員にはうってつけの研修といえるでしょう。
日本能率協会マネジメントセンター「新入社員向け公開セミナー」
日本能率協会マネジメントセンターの「新入社員スタートアップ研修」は、社会人として相応しい心構えや、仕事の正しい進め方、自己啓発への取り組み方について学べる研修です。
【公開講座のポイント】
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日本能率協会マネジメントセンター「新入社員スタートアップ研修」では、2日間の研修を終える際に「私の行動5則」を作ります。
研修では自分で決めた「社会人としてやるべき5つの約束」を宣言する仕組みになっており、新社会人としてのマインドセットにも役立つ研修といえます。
株式会社ビジネスコンサルタント「新入社員研修公開シリーズ」
株式会社ビジネスコンサルタントの「新入社員研修公開シリーズ」には、学生の立場から社会人としての一歩を踏み出すための研修プログラムが用意されています。
【公開講座のポイント】
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ちなみに、株式会社ビジネスコンサルタントの研修講師は土日も対応しています。「平日は業務に専念させたい」「ほかの研修プログラムと日程が重複する」といった場合でも柔軟な対応が可能です。
自社組織にマッチした研修プログラムのカスタマイズも可能ですので、研修の目的やゴールなど、よく打合せながら研修を依頼すると良いでしょう。
リスキル「新入社員コミュニケーション研修|ビジネスマンの基本スキル」
リスキルの「新入社員コミュニケーション研修」は、社会人として必要な社内外のコミュニケーションスキル習得を目指します。
【公開講座のポイント】
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リスキル「新入社員コミュニケーション研修」には、「ノンバーバルコミュニケーション能力を培える研修」が用意されています。
「人は視覚情報に半分以上影響される」という概念のもと、社会人として必要なコミュニケーションスキルを学べます。
「どのような表情で話せばよいのか?」など、話すときのジェスチャーのコツなども習得できるため、組織人としてのスタートが切りやすくなるでしょう。
PHP人材開発「2024 新入社員研修|愛される社会人になるために」
PHP人材開発の「2024 新入社員研修「愛される社会人になるために」は、周りから愛され信頼される社会人になるための「あり方」「働き方」を学ぶプログラムです。
【公開講座のポイント】
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PHP人材開発「2024 新入社員研修|愛される社会人になるために」は、松下電器産業の創業者である松下幸之助氏の経営理念をもとに作られたプログラムです。
「感謝し感謝される体験から相手の立場で考える癖を身につける」などが学べる研修は、社会人としてあるべき考え方を学べるプログラムとしておすすめです。
リクルートマネジメントスクール「2024年新入社員研修8つの基本行動」
リクルートマネジメントスクールの「2024年新入社員研修8つの基本行動」は、社会人の基本行動を「なぜ必要なのか?」という背景からしっかり学べる研修です。
新入社員が不安に感じている「電話応対」や「顧客対応」の反復実践トレーニングを通じ、社会人としての基本行動も身につけられます。
【公開講座のポイント】
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リクルートマネジメントスクール「2024年新入社員研修8つの基本行動」は2日程度の研修ではなく、8日間という長めのスケジュールで基本行動を学びます。
社会人として最低限わきまえておくべきスキルはもちろん、コンプライアンスやメンタルヘルスに関する知識も習得できるため、即戦力となる人材を育成するにはおすすめの研修といえるでしょう。
パソナHRソリューション「コミュニケーション&マナー研修」
パソナHRソリューションの「コミュニケーション&マナー研修」は、新入社員が社会人としての基本マナーを身に付けることを目的とした研修です。
【公開講座のポイント】
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このプログラムでは、ビジネスシーンを想定したロールプレイングを通じて、ビジネスマナーや立ち居振る舞い、言葉遣い・電話応対などの基本を習得します。
特に電話対応についてはきめ細かな研修がおこなわれ、電話で使うべき用語をマスターしたり、ケーススタディーで実践的なトレーニングが受けられたりします。
1名から利用できるため、小規模の事業者でも手軽に利用できるのが特徴です。
SMBCコンサルティング「新入社員研修」
SMBCコンサルティングの「新入社員研修」は、新入社員が自社で活躍していくためのマインドとスキルセットを目的とした研修です。
【公開講座のポイント】
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このプログラムでは、社会人の基礎となる心構えが学べます。例えば上司や先輩からの指示の受け方や報告連絡相談の基本動作、時間管理のテクニックまで、最低限必要なスキルを習得できるプログラムが用意されています。
基本的な新入社員研修は1日~3日程度で終わりますが、フォローアップ研修やステップアップ研修も用意されているため、1年にわたってサポートが受けられるのも特徴です。
シグマインベストメントスクール「新入社員・新規配属者向け 公開講座」
シグマインベストメントスクールの「新入社員・新規配属者向け 公開講座」は、新入社員および金融・財務部門への新規配属者を専門とした研修です。
【公開講座のポイント】
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金融ベーシックプログラムなら、経済や相場を読み取るスキルなど、金融関連の企業で必要となる最低限の知識をマスターできます。
金融法務コンプライアンス基礎コースなら、金融機関を取り巻く法規制や、インサイダー取引・マネーロンダリングに関する知識も習得できます。
すべてのプログラムを受講すると費用がかさみますが、社内で研修を担当している人事担当者などは、研修に充てる時間をほかのリソースに割けるため、社内研修よりも効率的かもしれません。
営業研修ラインナップの資料ダウンロードはこちら新入社員が習得すべき6つの必須スキル
新入社員として成功するためには、最低限次の6つの自覚やスキルが必要です。
- 組織人やプロフェッショナルとしての自覚
- ビジネスマナー
- ITスキルや文書作成スキル
- コミュニケーションスキル
- プレゼンテーション能力
- セルフマネジメント能力
その1:組織人やプロフェッショナルとしての自覚
新入社員は「自分が組織の一員である」という自覚を持つことが重要です。
具体的には、次のような意識が必要となります。
- 責任感を持って行動すること
- チームの目標に貢献する意識
- 自分の行動が組織全体に影響を与えることに対する理解
組織人としての自覚を学ぶには、座学による研修よりも「ロールプレイングなどの実践的研修」や「アクティビティを通じた体感型研修」などが効果的です。
その2:ビジネスマナー
社会人として働くには「適切な服装を心がける」「時間厳守」「敬語の使用」など、最低限守るべきビジネスマナーは必須です。
また、上司への報告や相談をする際に心がけておくポイントも、ぜひ覚えておきたいスキルのひとつといえます。
新入社員は社内でも社外でも、特に第一印象が大切です。職場や得意先で一目置かれる存在になるためには、名刺の渡し方や席次など、ビジネスパーソンとして必要なスキルは覚えておくようにしましょう。
その3:ITスキルや文書作成スキル
基本的なITスキルや文書作成スキルも、新入社員が覚えておくべきスキルのひとつといえます。
一般的なオフィスソフトウェア(Word、Excel、PowerPointなど)の使用能力、ビジネス文書の作成能力、基本的なデータ管理と分析能力などは必須スキルといえます。
企業によっては、業務上必要となるITツールや端末などに慣れておく必要もあるでしょう。ITスキルや文書作成スキルは研修で学ばなくとも個人で習得可能です。
できれば、自己研鑽のひとつとして、スキル習得を社内で奨励しておくのもおすすめです。
その4:コミュニケーションスキル
効果的なコミュニケーションスキルも、新入社員に必要なスキルといえます。例えば次のようなスキルです。
- 相手の話を聞く姿勢……「身振り」や「うなづき」などをしながら、熱心に耳を傾ける
- 話し方や伝え方……結論から先に述べるなど、自分の意見を同僚や上司に伝える方法
- ビジネスメールの基本マナー……メールでの挨拶の仕方や本文の書き方など、失礼のないメールの作法
コミュニケーションスキルが足らないと、組織人として活躍するのは難しく、周りからサポートを受けることの多い新入社員は孤立してしまうかもしれません。
チームワークを乱さないよう、より良い人間関係を作るためのスキルも必要です。
その5:プレゼンテーションスキル
社内外を問わず、自分のアイデアや成果を効果的に伝えるためには、プレゼンテーション能力は必要不可欠です。
聞き手の関心を引きつける話し方や、パワーポイントなどの資料作成スキル、話し方や身振り手振りを通じた効果的な伝達方法は最低限覚えておくといいでしょう。
その6:セルフマネジメント
自己の時間、タスク、感情を効果的に管理するセルフマネジメントも必要です。働き方改革が進み労働時間は減りつつあります。同じ量の仕事をこなすには、ストレス耐性も必要になってくるでしょう。
また、慣れない環境下で同僚や上司と接するなかで、メンタル面での辛さを感じるかもしれません。
急に環境が変わる新入社員にとって、セルフマネジメントは自己の職場満足度を高めるうえでも必要不可欠なスキルといえるでしょう。
研修効果を高めるチェックリストの資料ダウンロードはこちら研修会社や新入社員研修プログラムの選び方
新入社員研修の選択は、企業の将来を形作る重要なプロセスです。適切な研修プログラムを選ぶためには、以下のポイントを考慮することが重要です。
1:目指したいゴールと研修内容を綿密にチェックする
漠然と新入社員研修を受けさせるのではなく、新入社員にどのようなスキルや知識を身につけてほしいかを明確にするようにしましょう。
各社の研修プログラムを吟味し、内容が企業のゴールに合致するかどうか、判断することが大切です。
2:研修方法や場所をチェックする
「オンラインか対面研修か?」など、研修方法を確認しておくのも重要なポイントです。社内に研修講師を派遣してくれる場合もあれば、決められた場所まで研修に行かなければならないケースもあります。
また、オンライン研修は時間効率もよく利便性が高いように見えますが、研修内容によっては習得度合いが低くなる点にも注意が必要です。
プログラムの内容や自社が目指したいゴールを見極めて、適切な研修プログラムを選ぶようにしましょう。
3:コストをチェックする
研修に必要なコストについても、細かく確認しておきましょう。費用面だけを確認するのではなく、研修内容に見合った金額かどうかも重要です。
研修会社によっては、無料の特典や特別テキストの提供など、付帯サービスを提供してくれる場合もあります。新入社員研修にかけるコストと効果も試算し、もっとも効果的な研修会社に依頼するのがおすすめです。
まとめ
新入社員研修は、新社会人が職場で成功するための基盤を築く重要なステップです。
さまざまな研修プログラムが用意されていますが、社内でもできるような内容は自社で実施し、時間がかかったり特定のスキル習得が必要だったりするプログラムだけ外注する方法もおすすめです。
中長期的に意義のある研修を選ぶには、正式に依頼する前に、研修会社の担当者と細かい打合せを重ねておくことをおすすめします。
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島谷 大輔
通信系の営業を専門として、BtoBおよびBtoCの両方を経験。
プレイヤーのみならずマネジメント経験も豊富。
自身の営業経験をもっと多くの人に届けたいという想いが強い。