【営業転職】面接で押さえるべき質問と対策6選!注意点3つも徹底解説
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こんにちは、宮本です。
転職を希望した際、面接に不安を感じる人も多いのではないでしょうか?しかし、ご安心ください。事前に対策することで、面接への不安は軽減できます。
なぜなら、面接官の質問や面接官が候補者を見るポイントはある程度決まっているためです。
の記事では面接で押さえるべき質問と対策、注意点などについて掘り下げて解説します。
面接への不安を解消し自信が持てるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
転職への第一歩はここから!1・2次面接で使える逆質問例転職先の企業が営業職に求めるものとは?
そもそも企業が転職希望者に求めるものは、以下のように採用目的によって変わります。
- 前任者の代わりを探しているケース:「即戦力人材」
- 新規事業を始めるケース:「自社にはないノウハウを持つ人材」
- 新卒採用数を満たせなかったケース:「ポテンシャルのある人材」
例えば前任者の代わりを探している場合は、引継ぎできるように早いタイミングでの入社を求められるでしょう。
新規事業を始める場合なら、事業のフェーズによって求められるものも変わってきます。ゼロから事業を立ち上げるなら、事業企画の経験は有効です。
新卒採用を満たせなかった企業では、第二新卒者を求めるケースが少なくありません。企業の採用目的は、今では事前にリサーチすることである程度は把握できるようになりました。
採用目的を理解した上で面接にのぞむことで、心理的にも余裕が生まれます。
営業転職で面接時によく聞かれる質問と対策6選!
営業転職の面接で、よく聞かれる質問は以下の6つです。
- 質問1:自己紹介
- 質問2:転職の理由
- 質問3:志望動機
- 質問4:自分の強み
- 質問5:入社後の目標やキャリアプラン
- 質問6:質疑応答
対策と合わせて、それぞれ解説します。
質問1:自己紹介
面接では、以下の理由で最初に自己紹介を求められます。
- 理由1:応募者の緊張をほぐす
- 理由2:応募者の人物像を知る
- 理由3:コミュニケーション力の確認
- 理由4:志望度合いの把握
自己紹介では、一般的には以下の構成で話をします。
- 構成1:面接官への挨拶(面接の機会を与えてくれたことへの感謝の言葉を伝える)
「本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。」 - 構成2:氏名と略歴(フルネームを述べた後、これまでの職務歴を簡潔に伝える)
「〇〇と申します。〇〇職を〇年つとめました。」 - 構成3:自分の強みと実績(自己PRにつながる強みや前職での実績を伝える)
「わたしの強みは〇〇です。前職ではその強みを活かして○○の成果をあげました。」 - 構成5:結びの言葉
「どうぞよろしくお願いいたします。」
自己紹介で長々と話すのは、面接官にあまり良い印象を与えません。「相手のことを考えて話ができない」「自分本位」と受け取られてしまいがちです。
事前に話す内容を整理した上で、簡潔に述べましょう。
質問2:転職の理由
面接では、転職理由を質問されるケースが少なくありません。仕事に対して前向きな姿勢があるかどうかや、転職先の企業に求めていることなどを判断するためです。
まずは、転職を検討したきっかけを素直に振り返りましょう。
- 理由1:職場での人間関係が悪かった
- 理由2:就業時間が長かった
- 理由3:上司と合わなかった
ネガティブな理由の裏側で、「もっとこうしたかった」「このような状態を望んでいた」などの気持ちがあったのではないでしょうか?
これらの理由を、前向きな気持ちに変換することを意識してみてください。
- 「人間関係が悪かった」⇒「従業員どうしで協力して仕事を進めたいと思った」
- 「就業時間が長かった」⇒「時間を確保してスキルアップにはげみたい」
- 「上司と合わなかった」⇒「意見が言い合える風通しの良い職場にしたかった」
他人や環境のせいにするのは、面接官の印象を悪くしかねません。課題を改善するための行動や考えなどを、具体的に伝えるように心がけましょう。
質問3:志望動機
応募先の企業が、なぜ自分にフィットしそうだと思ったのかを確認し、熱意をアピールしながら志望動機を伝えましょう。
そのためには、事前に応募する企業のホームページやパンフレットから情報収集をすることが大切です。そのうえで、前職での実績を交えながら採用後の意気込みを語ると効果的です。
「法人営業」が志望なら、窓口担当者から決裁者まで話をつなげられる展開力をアピールします。
また「ルート営業」の場合は、コミュニケーション力を活かしてお客様との関係を築き上げた実績や細かなケアが喜ばれリピートに繋がった事例などをアピールすると良いでしょう。
質問4:自分の強み
営業職で転職を希望するなら、自分の強みは明確にしておかなければいけません。あなたの強みこそが、応募先企業が採用する動機となり得るためです。
一般的に、営業担当者が転職時にアピールできる強みには以下があげられます。
- 強み1:成果主義の意識(売上高や契約件数へのこだわりが強い)
- 強み2:コミュニケーション能力(営業担当者としての人当たりの良さ、話す力や聞く力など)
- 強み3:お客様目線での提案力(マーケットイン「お客様思考」の視点が持てる)
強みを述べる時には、数字の実績を添えるとより信憑性が増します。これまでの営業で試行錯誤した経験や、改善点などを伝えるのも効果的でしょう。
質問5:入社後の目標
企業が入社後の目標やキャリアプランを質問する理由は、以下の点が知りたいためです。
- 理由1:自社とマッチするか?(回答から面接官は自社とマッチする度合いを見極める)
- 理由2:仕事に対する価値観は?(入社後の目標は、仕事への意欲や価値観が表れやすい)
漠然とやりたいことがあっても、入社後の目標としてまとめるのは難しいものです。入社後の目標やキャリアプランについては、段階的にすべきことを整理すると良いでしょう。
- ステップ1:将来の最終目標を考える(営業パーソンを極めたい・経営のノウハウを学んで起業したい・社会貢献につなげたい)
- ステップ2:中間目標を考える(お客様に信頼されながらも営業成績を上げている・営業だけではなく開発や財務の知識も有している・社外の人脈を形成している)
- ステップ3:中間目標を達成するためのプランを描く(営業としての基礎を習得する・営業部以外の部門と積極的に交流する・本業以外でボランティアや趣味の時間を大切にする)
中長期目標と入社後の目標をセットにすることで、頭が整理されキャリアプランが明確に伝えられます。
質問6:質疑応答
面接の最後には、「何か質問がありますか?」と聞かれるケースが大半です。応募企業に対して興味がある姿勢を見せるためにも、最低一つ以上は事前に質問を考えておくことをおすすめします。
その際、企業のHPを見ればわかることや環境面(収入、就業時間)を質問するのはあまり良いとは言えません。
- 質問例1:「トップセールスはどれくらいの成績をおさめているのでしょうか?」
- 質問例2:「入社までどのように準備しておくと良いでしょうか?」
このようにやる気をアピールすると、面接官の印象も違ったものになってくるでしょう。
転職への第一歩はここから!1・2次面接で使える逆質問例営業転職で面接官が見る3つのポイント
転職時の営業面接では、面接官はどのような視点で見るのでしょうか?ポイントは、以下の3つです。
- ポイント1:コミュニケーション力
- ポイント2:論理的思考力
- ポイント3:傾聴力
それぞれについて、解説します。
ポイント1:コニュニケーション力
一つ目のポイントは、「コミュニケーション力」です。営業職にとっては、業界を問わず必要な力だと言えるでしょう。
しかし、「私の強みはコミュニケーション力です」とアピールしても面接官には伝わりません。具体的にどう優れているかが分からないためです。
面接官が求める「コミュニケーション力」とは、ビジネスに必要なもの。以下のように、具体的に落とし込んでアピールしなければいけません。
- コミュニケーション力1:「伝える力」(どのような意図があって伝えているかを正確に理解してもらう。そのためには、伝える内容や相手の状況に合わせて説明の仕方や言葉を変える)
- コミュニケーション力2:「聞く力」(相手の意図や伝えたい真因を理解する。そのためには詳細な情報を自ら質問したり、話しやすい雰囲気をつくって本音を引き出したりする)
- コミュニケーション力3:「空気を読む力」(表情やしぐさ、声のトーンなど相手の言葉以外の状況を察知して瞬時に理解する。)
ポイント2:論理的思考力
二つ目のポイントは、「論理的思考力」です。ビジネスでは、必要不可欠な能力だといえるでしょう。
論理的思考力とは、言い換えればものごとを整理・分析して結論を見出す力です。
組織で働くにあたり、社内やお客様との関係を円滑にするためにも重要だといえます。論理的思考力を身に着けるためには、以下の点を意識すると効果的です。
- 結論から伝える(相手が話の要点を理解しやすい)
- 根拠を伝える(結論に対して納得性を持たす)
- 相手が理解できる表現にする(受ける側の視点に立つ。専門用語は多用しない)
ポイント3:傾聴力
三つ目のポイントは、「傾聴力」です。これは、相手が潜在的に感じていることを理解する能力です。
傾聴力が高い人には、普段から相手に共感や肯定できたり、感情表現が豊かで相槌を打つのがうまかったりする特徴が見られます。
そして企業が求める傾聴力とは、単に聞き上手ではなく相手の本質的な悩みを会話から引き出し、最適解を提示できる力です。
営業転職で面接時に注意すべき3点
最後に、営業転職で面接時に注意すべき点についてお伝えします。
- 注意点1:身だしなみを整える
- 注意点2:表情を意識する
- 注意点3:質問の意図を理解する
それぞれ、見ていきましょう。
注意点1:身だしなみを整える
面接では、清潔感やバランスの取れた服装、身だしなみが大切です。特に営業職においては、身だしなみはお客様からの評価指標のひとつになり得ます。
「メラビアンの法則」という言葉をご存知でしょうか?
「人とのコミュニケーションは言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%のウェイトで影響を与える。」心理学者のアルバート・メラビアンによって提唱された理論です。
このことからも、コミュニケーションでは見た目が人の印象に大きく左右されることがわかります。
面接官が見ている以下の点を意識し、身だしなみをチェックしましょう。
- ポイント1:清潔感(服装が汚れていないか・服装が乱れていないか・不快な臭いを放っていないか)
- ポイント2:バランス感(サイズ感や、上下の生地や色などが揃っているか)
- ポイント3:ビジネスマナー(指定が無い限りスーツを着用する。パンツやスカートの裾が長すぎたり短すぎたりしないか)
転職の面接では、ビジネススーツで落ち着いた印象を与えると良いでしょう。リクルートスーツの場合、新入社員の就活イメージが想起され、やや未熟な印象を与えてしまう可能性もあります。
注意点2:表情を意識する
面接では、緊張のあまり顔がこわばってしまうことがあります。
しかし、終始固い表情をしていては、面接官への印象がマイナスになってしまい本来の魅力も伝わりません。真剣な表情の中にも、状況に応じて自然に笑顔を見せると良いでしょう。
笑顔が苦手な人は、ポジティブ思考で面接にのぞむと良いでしょう。自信があれば、おのずと表情も明るくなり自然に笑顔になるでしょう。
そのためには面接の事前準備や対策をしっかりと立て、自信を持って面接にのぞめる環境にすることが大切です。
注意点3:質問の意図を理解する
面接時は、面接官の質問の意図を汲み取ることが大切です。意図を理解しなければ、相手の知りたい情報を正しく伝えられません。
たとえば面接官の以下のような質問には、それぞれの意図が存在します。
- 質問:「学生時代に頑張ったことは?」⇒意図:「自社においてどのような場面で活躍できるのかを探る」
- 質問:「働く意義とは?」⇒意図:「成長できるポテンシャルがあるかを見極める」
中には、意図や意味がわからないような質問をされるケースもあるでしょう。ビジネスでは予期せぬトラブルや、お客様から無理難題をいわれるケースも少なからず発生します。
つまり面接官は、志望者の対応力や自己理解の有無を見極めているのです。その場合は冷静に考え、自分の意見をはっきりと述べましょう。
どうしても質問の意味が理解できない場合は、「申し訳ありません。〇〇とはどういう意味でしょうか?」と素直に聞くのがベストです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、営業職として転職する際の、面接時の質問と対策について解説しました。
業界問わず、面接官の質問や見るポイントはある程度決まっています。事前に対策をする事で不安は軽減され、自信を持って面接にのぞめるでしょう。
そのためにも、応募企業を十分リサーチしたうえで、「自分は〇〇で貴社に貢献できる」とイメージすることが大切です。新しいキャリアに向けて、ぜひ当記事を役立ててください。
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宮本 聡介
営業経験は25年あり、その中で時代と共に営業スタイルを変えてきた。 豊富な営業経験を活かしつつも、時代を先取りした営業系の記事を制作。 特に、卸系の営業には長く従事し、経験や知識は極めて潤沢。