プレゼンを成功させるための練習方法とは?意識すべきポイント4つをご紹介!
目次
みなさんはプレゼンをする前に入念な練習を行いますか?
「慣れているから練習は必要ない」という方も中にはいるかもしれませんが、プレゼン本番で伝えたいことを漏れなく簡潔に聴き手に届けるためには、事前のシミュレーションがとても重要です。
当日を何事もなく落ち着いて迎えられるならば問題ないかもしれませんが、予想より多くの聴き手を前に緊張したり、PCの調子が悪かったり、前の人のプレゼンが長引き時間が押していたりといった予期せぬ状況で焦ってしまうということも考えられます。
今回は、プレゼンを成功させるための練習方法および意識すべきポイント4つをご紹介します。
今まであまりプレゼンの事前練習に前向きでなかった方も、これを機にぜひ一度その重要性について考えてみて頂ければ幸いです。
プレゼンの練習方法
まずはプレゼンの練習方法として一般的なものを3つご紹介します。
その1:各スライドの要旨を1分でまとめる
プレゼンの行う上でよく言われることの一つが「1スライド1情報」。
プレゼンの練習を行う際もこの原則を思い出し、それぞれのスライドで言いたい事(要旨)を1分程度でまとめてみましょう。
補足的な事項や具体例・エピソードなど、話したいことはいくつもあるかもしれませんが、まずは最低限伝えたいことだけを整理します。
台本のように話し言葉の文章を作り込む必要はなく、キーワードを含めた箇条書きで問題ないでしょう。
その2:プレゼンのストーリーを暗記する
どのようなプレゼンにも必ずメッセージがあり、それを効果的に伝えるためのストーリーがあります。
ストーリーの流れをしっかり暗記しておくことで、プレゼン本番でも自信を持って聴き手に説明することができるでしょう。
話の流れを頭にインプットできていないと、余分な話ばかりしてしまったり、話の内容が矛盾してしまったりと聴き手を混乱させるおそれがあります。
まずは、「結論→根拠→具体例①→具体例②→まとめ」といったように、プレゼンの骨格部分のストーリーを自分の中にしっかり落とし込むようにしましょう。
その3:プレゼン姿を録画する
実際に体を動かして行う練習方法としては、「自分のプレゼン姿を録画する」ことがおすすめです。
聴き手目線で自分の姿を客観視することで、話している内容は分かりやすいか・要点を押さえられているかなどプレゼンの内容について把握することができます。その他にも、表情・声の大きさ・適度なジェスチャーなど話す態度についても改善点が見つかるでしょう。
例えば、自分では意識していなくても、「えー」「あー」といった口癖を連発していたり、原稿の棒読みになっていて感情が伝わってこない話し方をしていたりすることがよくあります。
できれば早い段階で録画をし、気になる点を改善したあとにもう一度撮影してきちんと体現できているかどうか確かめるとよいでしょう。
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ではここからは、プレゼンの練習をする上で意識するべきポイントを4つご紹介していきます。
ポイント1:原稿は要点を箇条書きにする
普段の業務で忙しくプレゼンの練習をしている暇などないという方の多くがやってしまいがちなことが、原稿の丸暗記です。
プレゼンの事前準備として、伝えるべきことをまとめた原稿を作成することは重要ですが、丸暗記したものをつらつらと話したとしても聴き手の心に響かせることは難しいでしょう。
プレゼンをしている間は、聴き手の顔を見渡しながら適度に間をとったり質問を投げかけたりしながら、聴き手を自分の世界へ引き込むことが大切です。
丸暗記した文章の朗読を聞くことは聴き手を飽きさせることにも繋がり、また情熱や想いが伝わりにくいため印象にもさほど残らなくなってしまいます。
原稿を作成する場合は、要点を箇条書きにする程度にとどめ、本番でそれらを上手くつなぎ合わせて流れるように話す練習をしておきましょう。
ポイント2:スライド間の接続をスムーズにする
それぞれのスライドにおいて言いたいことを簡潔にまとめておくことは重要ですが、スライド間の接続にも意識を向けるようにしましょう。
接続語などを適宜使用して、各スライドの内容がストーリーの一部として繋がっていることを示すことで、聴き手もスムーズに内容を理解することができます。
表示されているスライドについて一生懸命話しても、前後のスライドとの関連性が不透明だと聴き手を混乱させてしまうため注意しましょう。
ポイント3:時間配分に注意する
プレゼンの練習をする際は、必ず時間配分を意識しましょう。
予め与えられた制限時間がある場合はもちろんですが、そうでない場合も、長時間だらだらと話すことは聴き手を飽きさせる要因となるため避けた方が無難です。
そのためにも、トータルで要する時間から各スライドや質疑応答に費やす時間を細かく割り出すことがおすすめです。適度なスピードで話しても時間内に余裕を持って終えられるよう、あらかじめ無駄な箇所は削るようにしておきましょう。
ポイント4:想定質問への対応を考えておく
プレゼンをする際には、聴き手から質問を受けそうな内容を想定し、あらかじめ回答を用意しておくことをおすすめします。
例えば営業提案を行う際に、紹介した商品について質問を受けて答えに詰まってしまっては信頼を失うことにもなりかねません。
「いつもタイトな予算計画で動いているお客様だから、価格については深く追求されるだろう」「新規のお客様なので他社製品についても聞かれるかもしれない」といったように、事前に想定問答集を作っておくと自信を持ってプレゼンに臨めるでしょう。
プレゼン練習をより効果的に行うためには?
では最後に、プレゼン練習をより効果的に行うためにやっておきたいことを3つ説明します。
その1:聴き手目線に立って練習する
プレゼン練習をするにあたって最も大事なことは、聴き手の目線に立って練習することです。
自分なりにどれだけ一生懸命にプレゼンをしても、聴き手側から見て心を動かされるような内容でなければ、プレゼンの効果は一向に発揮されません。
したがって、プレゼンの内容や仕方に悩んだ際は「聴き手にとってどちらがよいか」を最優先して考えるとよいでしょう。
その2:先輩・上司からのフィードバックをもらう
自分のプレゼン姿を録画して改善点を見つけることも練習方法として有効ですが、自分より経験や知識の豊富な先輩・上司に実際に見てもらいフィードバックを受けることもおすすめです。
先輩や上司であれば、同じような経験をしており聴き手の特徴などについてもよく理解している場合が多いでしょう。
プレゼンの内容を把握している人物にチェックしてもらうことで、より有益で納得感のあるアドバイスを受けられるはずです。
その3:プレゼンに関する研修を受講する
プレゼンのレベルをもっと上げたい!と考える方は、プレゼンに関する研修を受講することもおすすめです。
さまざまな企業や組織がプレゼンに関する研修を開催しており、中には実際にプロの講師の前でプレゼンをしてその場でフィードバックを受けられるものがあります。
プレゼンにおいてはとにかく実践をして修正点を繰り返し改善していく、という方法が効果的です。
「自分では改善点がよくわからない」「社内にプレゼンについて指導できる人材が少ない」といった問題を抱えている方こそ、このような研修を活用してみるとよいでしょう。
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今回は、プレゼンを成功させるための練習方法や意識すべきポイントなどについて解説しました。
プレゼンは聴き手に思いや考えを伝えるための貴重な機会であり、その時間を無駄にしないように事前に入念な練習をして臨むべきです。
今までは何となく準備していたという方も、ぜひこれを機にワンランク上のプレゼンを目指して練習を行ってみてくださいね。
参考サイト:プレゼンのプロが実践している、練習方法【第8回】 | 会議Hack!
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Nakamura Yuko
国立大学経済学部卒業後、上場メーカーにて4年間営業企画に携わる。
その後、ライターへ転身し、営業に役立つ記事を含め幅広く執筆中。
お気に入りのカフェでの一人時間を大切にする20代女性ライター