プレゼンのタイトルが聴き手の印象を決める!タイトル付けで意識すべきポイント4つ
目次
こんにちは。中村です。
プレゼン資料を作る際、「タイトル」はどのようにして決めていますか?
「◯◯について」「◯◯のご紹介」など、当たり障りのないタイトルをつけて満足してしまってはいないでしょうか。
資料の中身が伴っていることが前提ですが、最初にインパクトあるタイトルで聴き手の興味を惹きつけることは、プレゼンを成功させる為にはとても重要です。
今回は、プレゼンのタイトル付けで意識すべきポイント4つをご紹介するとともに、資料を作る上でのタイトルの見せ方において注意すべき点についても説明していきます。
ぜひ参考にして、聴き手の心を掴むプレゼンを作ってくださいね。
プレゼンタイトルの重要性
まずはプレゼンタイトルがなぜ重要なのかについて簡単に説明します。
プレゼンのタイトルで印象が決まる
みなさんは本屋に行ったとき、以下のどちらの本を手に取ってみたいと感じるでしょうか。
- 「時短を叶える料理レシピ」
- 「材料はすべて3つ以内!15分で作れる簡単時短レシピ」
もし「とにかく早く楽に料理する方法が知りたい」と思っているならば、2番目のタイトルにより興味をそそられるのではないでしょうか。
本の場合、タイトルが印象的かどうかによって、手に取ってすらもらえない可能性もあります。
プレゼンについても同様に、つまらないありきたりなタイトルは最初から聴き手の関心をそいでしまい、結果として聴き手の行動を促すことができなくなってしまうのです。
プレゼンのタイトルは最初に決める必要はない
そうは言っても、限られた業務時間内でタイトルを決めるために長い時間を割くことは難しい…そんな方も少なくはないのではないでしょうか。
資料を作り始める前からタイトルに悩み時間を取られてしまうと、肝心の資料の中身の完成が間に合わないという事態にもなりかねません。
そのような時は、一旦タイトルのことは忘れて、資料を一通り作成し終えた後にタイトルを考えるようにすると良いでしょう。
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それではプレゼンのタイトル付けで意識すべきポイント4つについて順に説明していきます。
ポイント1:タイトルは13文字以内に収める
まず1つ目のポイントは、タイトルは13字以内に収めることです。
人間が意識せずに一度に認識できる文字数は13文字以内と言われているため、これから何について話すのかを聴き手にスムーズに理解させられる簡潔なタイトルにしましょう。
ポイント2:タイトルは体言止めにする
体言止めとは、文の末尾を体言(名詞や代名詞)で終える表現方法のことです。
「時短料理方法について紹介します」というように主語+述語で構成される文は避け、「時短調理方法のすすめ」「時短で作る簡単レシピ紹介」といったように末尾はすっきりさせましょう。
ポイント3:結論や要旨が分かる内容にする
タイトルには聴き手を惹きつけるインパクトも必要ですが、タイトルを聞いても何についてのプレゼンか全く分からないくらい内容と乖離したものは避けるべきでしょう。
たとえキャッチ―な言葉で聴き手の興味を惹きつけられたとしても、プレゼン内容が聴き手の期待するものとかけ離れていると不信感を抱かせる恐れもあります。
例えば自社商品の魅力についてお客様にプレゼンする場合は、以下のように「何についての話か」と「一番の魅力」が分かるタイトルがおすすめです。
【例】
- 「20%の節水効果!新シャワーヘッドのご紹介」
- 「残業時間が半分以下に!営業管理システムのご案内」
ポイント4:聴き手の感情に訴える文言を使う
分かりやすいタイトルをつけることが最も重要ですが、「聴き手をもっと自分のプレゼンに引き込みたい!」という場合は、聴き手の感情に訴える文言を使うと良いでしょう。
プレゼンには、自社の商品やサービスを導入して頂く、自分の企画を社内で採用して頂くなど必ず何らかの目的があるはずです。
聴き手の心を揺さぶり行動を促すためには、聴き手の好奇心を刺激したり、危機感を与えたりする言葉を選ぶと良いでしょう。
【例】
- 「PC初心者でも楽々!経費管理システム」
- 「日本人の7割が陥っている投資の罠」
プレゼンタイトルの見せ方における注意点
ここまでプレゼンタイトルのつけ方について、ポイントなどを説明してきました。
最後に、プレゼン資料を作成する際のタイトルの「見せ方」について注意すべき点をご紹介します。
その1:文字のバランスを意識する
タイトルを記載するとき、とにかく目立つようにと文字サイズを大きくしようと考える方もいるかもしれませんが、資料にはある程度の余白がないと見にくい印象を与えてしまいます。
タイトルが13文字以上になる、またはサブタイトルを付けたいという場合は、適宜改行をしてバランスよく配置しましょう。
また、漢字とひらがなのバランスを意識することも大切です。漢字ばかりだと読みづらく、ひらがなばかりだと幼稚な印象を与えてしまいます。必要に応じて漢字は開くようにしましょう。
その2:必要情報を添える
プレゼンの表紙には、タイトルだけではなく以下必要最低限の情報を記載しておくことが一般的です。
- プレゼンをする人の名前または会社名
- 日付
社内での報告資料であれば、自分の部署名といった情報も記載の必要があるかもしれません。
お客様への営業提案資料であれば、お客様の社名なども入れておくと、誤って違う資料を開いてしまうリスクを減らせます。
タイトルのほかにどのような項目を記載するかは、聴き手が後から資料を見返した時に、どのような情報が一目で分かれば便利かを考慮して決定しましょう。
その3:画像やロゴで視覚的インパクトを与える
文字でインパクトを残すことも大切ですが、プレゼンの醍醐味である視覚的な効果を利用することで、より聴き手の心を掴みやすくなります。
新規の営業提案でとにかく会社名を覚えてほしいという場合は自社のロゴやカラーを用いて印象付けるなど、目的に合わせて視覚効果を取り入れてみましょう。
まとめ
今回は、プレゼンにおけるタイトル付けで意識すべきポイント4つと、タイトルの見せ方の注意点について解説しました。
たったの数文字~数十文字ですが、タイトルは聴き手のプレゼンに対する最初の印象を決める重要な部分です。
ぜひ軽視せず、聴き手の心をぐっとつかむようなタイトルを付ける訓練をしてみてくださいね。
その他、聴き手の心をひきつけるプレゼンテーションについて学びたい方はこちらの資料もダウンロード頂けます。
参考書籍:プレゼン資料のデザイン図鑑 | 前田鎌利(ダイヤモンド社)
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Nakamura Yuko
国立大学経済学部卒業後、上場メーカーにて4年間営業企画に携わる。
その後、ライターへ転身し、営業に役立つ記事を含め幅広く執筆中。
お気に入りのカフェでの一人時間を大切にする20代女性ライター