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2022.09.28

技術的特異点=シンギュラリティとは?営業担当者が知っておくべき驚きの真実!

こんにちは、荻原です。

昨今、AIの急速な発展により「シンギュラリティ」という言葉は、とても身近なものになりました。

シンギュラリティという言葉からは、テクノロジーが発展するというポジティブなイメージから、職を奪われるかもしれないというマイナスなイメージまで、両極端の気持ちが交錯する方が多いのではないでしょうか。

本記事では、シンギュラリティの概要からシンギュラリティを乗り切りる為に役立つエクスポネンシャル思考、営業担当者が特にエクスポネンシャル思考を学ぶべき理由をご紹介したいと思います。

シンギュラリティとは?

シンギュラリティとは、2045年ごろにAIが人類の知能を大幅に凌駕するだろうと言われている転換点、またはそれらの概念体系であります。

日本語では、シンギュラリティのことを「技術的特異点」と言います。

特異点とは、数学や物理学で主に使用される用語であり、現存するすべての数学的定理が適応できない、ある意味ではデタラメな「点や場所」を指します。

この数学で主に使われている概念を科学技術の発展に適応したのが、アメリカの未来学者レイ・カーツワイル氏です。

レイ・カーツワイル氏によると「シンギュラリティに到達すれば、我々の生物学的な身体と脳が限界を超える事が可能になり、陣地を超えた力を手にする事になる」とのことです。

そのため、各業界ではシンギュラリティの到来と共に、様々な職種が消失するだろうと言われています。

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シンギュラリティの到来で営業職が終わる?

シンギュラリティという言葉が世界的に浸透して以降、シンギュラリティの影響により「営業職」の存在自体がなくなるのではないかということが話題になっています。

これは、AIが人間の代わりに営業活動や自社の課題の解決方法を模索してくれるようになる可能性が浮上しているからです。

実際、Amazonや各種通販サイトでAIに近い役割を持っている「レコメンド機能」が追加されてから、営業担当者が営業活動をしなくても24時間いつでもどこでも、ユーザーが求めている可能性のある商品情報が最適化された状態で届くようになりました。

このレコメンド機能により、商品を購入した経験のある消費者も多いことでしょう。

では、実際のところ営業職はその存在を抹消されるのでしょうか。

もちろん、未来は誰にも分からないという前提ですが、現時点で言えることは、「淘汰されてしまう営業担当者は多く発生する」ということです。

なぜなら、単純な商品案内だけであれば、AIが代わりに担えるようになる可能性が高いからです。

しかし、それでも営業職自体がなくなることはないだろうとされています。

それは、AIはクリエイティビティが求められる分野や人の人情に訴えかけることが苦手であるからです。

したがって、クリエイティビティ溢れる提案や人情に訴えかけるような提案ができる優秀な営業担当者は、淘汰されずに生き残る可能性が高いと言えるのです。

関連する記事はこちら。
>第十二回:インサイトセールスを始めよう(輸送経済新聞 2021年4月20日掲載記事)最終回

シンギュラリティに備えるために営業担当者が知っておくべきエクスポネンシャル思考とは?

ここでは、エクスポネンシャル思考の概要から営業担当者が学ぶべき理由についてご紹介したいと思います。

エクスポネンシャル思考とは?

エクスポネンシャル思考とは、「テクノロジーがエクスポネンシャルに進化していくことを前提にビジネスや人生について考える思考法」のことを指します。

アメリカのシリコンバレーを拠点としているシンギュラリティ大学が提唱している思考法です。

エクスポネンシャルとは、日本語で「指数関数」であり、数学で用いられる用語です。

特定の変数の階乗ずつ変化していくという意味の関数です。

そのため、一般的によく見る直線的な正比例グラフではなく、ある地点から急速に曲線を描き始めるといった特徴を持つ関数です。

テクノロジーがエクスポネンシャルに進化していくのは想像しづらいですが、歴史を振り返るといかにテクノロジーがエクスポネンシャルな変化を遂げてきたのかがわかります。

  • 18世紀:第一次産業革命(機械の誕生/蒸気機関や綿織物など)
  • 20世紀前半:第二次産業革命(重工業化/電気と石油の活用など)
  • 20世紀後半:第三次産業革命(コンピューターの誕生/単純作業の自動化)
  • 21世紀初頭:第四時産業革命(AI/IoTの活用)

このように18世紀以降一気に近代化が進んだことがわかると思います。

このことから、エクスポネンシャル思考を身につけることができれば、時代の変化スピードに対応することができるようになると言えるのです。

エクスポネンシャル思考が営業担当者に役に立つ理由

営業担当者にとって、最も怖いことはシンギュラリティの到来により自分自身の職が消失してしまうことではないでしょうか。

実際、そういった不安を煽るような記事がインターネット上にはたくさん存在しています。

しかし、エクスポネンシャル思考はそういった不安を拭い、営業担当者にとっては心強い武器になると言えるのです。

なぜなら、エクスポネンシャル思考の根幹をなす思考法が「テクノロジーが指数関数的に進化する中で、どのように適応していくのか」というものだからです。

エクスポネンシャル思考を身につければ、自ずと新しいテクノロジーや情報にアンテナが立つようになります。

テクノロジーの進化は誰にも止められないからこそ、その進化したテクノロジーをどうすれば自身の業務や提案、商談内容に組み込めるのかが、命運を分けると言えるのです。

そのため、たとえシンギュラリティが訪れたとしても、進化したテクノロジーをうまく取り入れ、提案内容や商談内容に適合させていけば、通常では考えられないクリエイティビティな提案や商談ができるようになります。

そして結果的に、高いAIよりも価値のある提案ができる営業人材になるのではないでしょうか。

なお、エクスポネンシャル思考を自社の社員に学ばせたいとお考えの方に向けて研修の概要書も準備しております。以下からダウンロード可能です。

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シンギュラリティの勉強に役に立つ書籍3選

ここでは、シンギュラリティの勉強に特に役に立つ書籍を厳選して3つご紹介します。

もっと具体的にシンギュラリティについて勉強したい営業担当者は必見です。

エクスポネンシャル思考(齋藤 和紀著 2018年 大和書房)

本書は、シンギュラリティ大学で直接エクスポネンシャル思考を学び、日本にエクスポネンシャル思考を広める活動をしている齋藤 和紀氏がエクスポネンシャル思考について具体的に解説している良書です。

様々な事例を紹介しながら、エクスポネンシャル思考をどのように活用していけばいいのかを紹介しています。エクスポネンシャル思考ついて学びたい方必見の1冊になります。

シンギュラリティは近い人類が生命を超越するとき(レイ・カーツワイル著 2016NHK出版)

本書は、未来学者であるレイ・カーツワイル氏が持つシンギュラリティに対するエッセンスを全て凝縮させた良書です。

人類、知性、テクノロジーと様々な幅広いテーマを横断的に扱い、シンギュラリティとはどのような世界観なのかを解説しています。

シンギュラリティ提唱者が織りなす未来感がどのようなものなのかを知り、未来に備えたい方必見の1冊になります。

2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ (ピーター・ディアマンディス著/スティーブン・コトラー 著 2020年 ニューズピックス)

本書は、起業家として著名で未来を創造する一人とされているイーロンマスク氏の20年来の盟友であり、シンギュラリティ大学創設者のピーター・ディアマンディス氏と起業家であるスティーブン・コトラー氏によって書かれた良書です。

2030年という近未来がどのような世界観になるのかを現在のテクノロジーをもとに高解像度で解説しています。

シンギュラリティ一歩手前の世界を知ることで未来がどのような可能性を持っているのかを知らせてくれます。近未来について知りシンギュラリティに備えたい人必見の1冊になります。

まとめ

シンギュラリティについてお分かりいただけましたでしょうか。

営業担当者としてエクスポネンシャル思考を身につけると、科学技術の発展スピードにある程度適応することができるようになります。

そのため、たとえシンギュラリティが到来したとしても、変化スピードに対応している分、対応の仕方も変えられることでしょう。

本記事が少しでもシンギュラリティへの理解に役に立てば幸いです。

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